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注意: |
コントロールパッケージの機能は、バージョン管理の機能を提供する前に、手動でバージョン管理ツールと連携させて履歴を管理する目的で作成・提供されました。バージョン管理機能を利用することで、コントロールパッケージの機能を使って手作業で行う必要はなくなり、この機能自体は基本的に利用されなくなりました。 このコントロールパッケージの機能は、過去のバージョンとの互換性のために残されています。 |
XMI 1.1形式で複数のプロジェクト間でパッケージを共有利用している場合には、考慮すべき点があります。
具体的な例として、次の図のような構成を考えます。
2つの共有しているパッケージ 'Package A' と 'Package B' があるとします。この2つのパッケージは、'Project X' と 'Project Y' で共有されています。この共有にはパッケージをXMI形式で入出力しています。このような場合に、一部の内容が他方のプロジェクトには存在しないことが発生しえます。Poject Xには'Specialized Package Y'の内容が含まれてなく、またProjectYには'Specialized Package X'の内容が含まれていません。
問題
Package BをProject XからXMI形式で出力すると、このXMIファイルにはProjectYとの関係の情報 (Y depends on B) は含まれていません。これは、Specialized Package Yの内容がProject Xには存在しないからです。このXMIファイルをProjectYに読み込むと、Y depends on Bの関係は削除されます。
解決策
このような状況で、「パッケージ間の参照の削除を報告」のオプション項目が有効になっている場合には、XMIファイルの出力時に、既存の(過去の)XMIファイルと内容を比較します。
そして、過去のXMIファイルに含まれているが、これから出力するXMIファイルに含まれていない要素や接続がある場合に、その内容を表示します。表示されるダイアログから、内容を削除したくない項目を選択してください。これにより、接続が削除されることはなくなります。
項目 |
説明 |
モデル内に存在しない要素のマージ |
XMIファイル内には、対象のモデルに存在しない要素の情報が含まれる場合があります。Enterprise Architectでは、その情報が故意に残されているのか、あるいは不要の情報化の判断を機械的に行うことはできません。ダイアログを表示し、利用者が選択できるようになっています。
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存在しない項目を残す |
モデル内に存在しない要素などをそのままXMIファイルに残す場合の手順は次の通りです。
チェックを入れない項目については、XMIファイルに残しません。(情報が欠落します。) |
読み込みをキャンセルする |
XMIファイルの処理(やパッケージのコミットなど)をキャンセルできます。
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項目の詳細を確認する |
項目の詳細は、以下の方法で確認できます。
対象の項目の詳細が、ダイアログで確認できます。XMIファイルに存在しない内容は、グレーで表示されます。
関係する要素の位置をモデルブラウザで確認する場合の手順は以下のいずれかとなります。
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内容をクリップボードにコピーする |
このダイアログに表示されている内容は、クリップボードにコピーできます。
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注意: |
対象のパッケージを複数のプロジェクト間で共有していない場合には、この機能は必要ありません。「パッケージ間の参照の削除を報告」の設定を無効にすることを強くおすすめします。 |
参照: