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リスク要素は、対象のシステムに関連したリスク項目(不確実性を伴う項目)を表現・管理するために利用します。プロジェクト管理の観点では、リスク項目を明確にし、参照・管理できるようにすることも重要です。
これらのリスクのうち、発生可能性が高いものや影響の大きいものは、プロジェクトの成功を大きく左右します。
リスク管理のプロセスは以下の5つの手順で構成されます。
手順:
# |
操作方法 |
1 |
リスク項目を明確にし、その内容をリスク要素として定義する |
2 |
それぞれのリスクについて、関連する要素をモデル内で発見する。これらの要素とリスク要素を追跡(<<trace>>)の関係で結ぶ |
3 |
リスクの発生可能性・影響度を検討する |
4 |
リスクを軽減する方法を検討する |
5 |
これらの情報を元に、リスクの軽減の優先度を定義する |
なお、リスク要素は、プロジェクト管理サブウィンドウで定義できる「リスク」の項目とは異なります。特定の要素のみに完全に閉じている項目は、プロジェクト管理サブウィンドウで定義・管理できます。リスク要素を利用すると、複数の要素間にまたがるリスクを表現・管理しやすくなる点と、トレーサビリティサブウィンドウや関係マトリックスでの追跡が可能になる点がメリットになります。
リスク要素は、ツールボックスの要求グループから利用できます。
注意: |
リスク要素をダイアグラムに配置すると、右上にRのマークが表示される場合と、表示されない場合があります。この表示は設定で変更できます。ユーザーのオプションダイアログの要素グループにある「カスタム要素を区別する記号を表示」にチェックを入れると、表示されるようになります。 |
ツールボックスのアイコン
参照: