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モデル開発では、ダイアグラムの作成・リソースの割り当て・モデル要素間の関係付けといった特定のタスクに対し、さまざまなツールを使用できます。このアプローチは、特定のタスクとツールを重視しているので、モデルの小さな局面に細かく焦点をあてる必要があります。反対に、パッケージに大まかな要素を作成して作業し、詳細なプロセスや構成に固執せず、 「なにもかも自分で作業する」 こともできます。後者のモデルの概略を描く開発アプローチは、モデルの仕様を構築する初期段階にも、その仕様を分析・テストする最終段階にも大変有効なアプローチです。そしてこの方法で役に立つのが、仕様ビューです。
仕様ビューは、文章を主体とした画面構成で、モデル内で選択したパッケージやダイアグラムに対して使用します。モデルブラウザに表示されている要素をテキストで表現し、要素の作成・レビューの手段を提供します。実現できる機能は以下の通りです:
それぞれのサブウィンドウは、仕様ビューで選択されている要素の情報が表示されます。そのため、仕様ビューの一覧で順番に要素を選択するだけで、多数の要素のプロパティをすばやく確認できます。
仕様ビューは、初期段階・開発中・プログラムの保守段階において、シンプルで視覚的なモデルの説明を簡単に作ることができます。どの要素のどんな種類の詳細情報も、すぐに参照可能です。
参照: