仕様ビューの概要

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仕様ビューの概要

仕様ビューは、モデル内の指定したパッケージについて、含まれる要素を一覧形式で参照し、効率よく管理できます。基本的には要求やユースケースなど、仕様に関する要素に対して利用することを想定しているため、仕様ビューという名前が付いています。このビューを利用して、要素を効率よく追加・編集したり、その要素に関係するさまざまなサブウィンドウやビューを開くことができます。仕様ビューを利用するメリットは、数多くの要素について、目的に応じて絞り込んだりソートしたりして必要な要素のみを探索し、その要素について効率よく作成・編集することができる点です。

 

なお、ノートビューの機能を利用し、ダイアグラムと並べて内容を参照・編集できます。

 

 

利用手順:

リボン

モデル > パッケージ > 仕様ビュー

コンテキストメニュー

モデルブラウザで対象のパッケージを右クリック | 仕様ビュー

キーボード

Ctrl + 0

 

 

仕様ビューの構成

仕様ビューはタブ形式で含まれ、以下の内容で構成されます。

 

仕様ビューに切り替えると、「仕様ビュー 編集」リボンが自動的に表示されます。このリボンには、仕様ビューで利用可能なさまざまな機能や設定が含まれます。

 

初めて仕様ビューを開くと、対象のパッケージ(仕様パッケージ)は、モデル内のモデルルートの直下のパッケージ(ビュー)の1つになります。また、表示される要素の種類は、そのパッケージ内に存在する要素の種類のうちの1つになります。

 

 

 

必要に応じて、仕様ビューのタブをドラッグして独立したサブウィンドウとして表示し、希望する位置に移動できます。

 

仕様ビューを利用するには、以下のいずれかの方法で対象のパッケージを指定します。

 

また、一覧の表示内容については、ヘッダ部分をカスタマイズすることで、目的に応じて表示内容を調整できます。さらに、フィルタバーのオンオフで、必要な要素をすばやく検索できます。これにより、わずかなキー操作で、膨大な数の要素から必要なものを検索できます。

(列の表示内容の調整は、列のヘッダ部分を右クリックすると表示されるメニューで「利用可能な表示項目」を選択し、希望する項目をドラッグ&ドロップで追加してください。)

 

 

 

仕様ビューでの表示についての補足説明です。:

 

アイコンが示す内容が理解できる場合には、「すべての関係情報」の列を表示することで、1つの列にさまざまなアイコンをまとめて表示できます。

 

一覧内の要素をクリックした場合には、該当の列の左端に色が表示され、選択位置がわかるようになっています。また、選択したセルの内容には下線が表示されます。下の画像では、「在庫」という要素が選択された状態を示しています。この状況で、いくつかの項目をさらにクリックすることで、その項目を直接変更できます。編集可能な状態になった場合には、左端に表示される色が青から赤に変わります。

 

 

 

情報の追加や編集・その他の操作

仕様ビューで要素を作成したり編集したりする場合には、仕様ビューが提供するさまざまな機能を利用できます。

 

 

 

 

 

ヒント:

Enterprise Architect のコーポレート版以降では、操作や機能の範囲にアクセス制限するユーザーセキュリティが適用できます。仕様ビューの機能を利用できない時には、その機能を利用する権限があるか、管理者に確認して下さい。

 

 

参照: