タグ付き値と制約の同期

<< 目次を表示 >>

ページ位置:  Enterprise Architectの拡張 > 独自の表記方法・記述言語の定義 > UMLプロファイル >

タグ付き値と制約の同期

UMLプロファイルから要素や属性・操作などを作成すると、定義されているタグ付き値や制約が自動的に追加されます。その後、UMLプロファイルを更新してタグ付き値や制約を変更すると、作成済みの要素のタグ付き値や制約と、UMLプロファイルで定義されている内容が一致しなくなります。

 

また、UMLプロファイルで定義されるステレオタイプを手作業で設定した場合には、タグ付き値や制約の情報を追加する必要が出てきます。

このような場合にタグ付き値や制約をUMLプロファイルで定義されている内容にするためにタグ付き値と制約の同期機能が利用できます。手順は次の場合のそれぞれで異なります。

 

 

利用手順:

ツールボックス

対象の要素や接続などを右クリック | タグ付き値と制約の同期

 

 

要素の同期

UMLプロファイルやMDGテクノロジーが利用可能になると、ツールボックスから定義されたプロファイルを利用できます。その場合には、コンテキストメニューからタグ付き値と制約の同期機能を呼び出せます。

 

要素のタグ付き値と制約を同期する手順は次の通りです。

#

操作方法

1

ツールボックスページ内の対象の要素のアイコンを右クリックしてください。コンテキストメニューにタグ付き値と制約の同期が含まれます。

注意:

ツールボックスからこの操作を実行する場合に、表示されているダイアグラム内に対象の要素が含まれている必要性はありません。

2

タグ付き値と制約の同期コマンドを実行します。タグ付き値と制約の同期ダイアログが表示されます。

3

OKボタンを押して処理を継続します。

処理の一覧には対象の要素とその処理の内容が表示されます。

 

変更された内容は、要素のプロパティダイアログの「タグ」タブやプロパティサブウィンドウの「タグ」タブから確認できます。

 

なお、単一の要素に対してのみ同期したい場合には、単にツールボックスから対象の項目を、ダイアグラム内の同期したい要素に対してドロップしてください。「適用 <<ステレオタイプ名>>(対象要素の種類を変更)」を選択することで、その要素の内容に更新されます。

 

 

モデルブラウザ内のリソースタブからの同期

モデルブラウザ内のリソースタブからの同期の手順は次の通りです。

 

#

操作方法

1

モデルブラウザ内のリソースタブから対象のUMLプロファイルを探します。

2

対象の要素を探します。

3

右クリックして表示されるコンテキストメニューでタグ付き値と制約の同期を実行します。タグ付き値と制約の同期ダイアログが表示されます。

4

OKボタンを押して処理を継続します。処理の一覧には対象の要素とその処理の内容が表示されます。

 

注意:

  • 上記の操作は、UMLプロファイルで定義された独自要素の場合にのみ表示されます。標準的なUML要素の場合には、このメニューは表示されません。
  • 処理結果が一覧に表示されますので、更新された要素の名前を確認できます。また、それぞれの要素のプロパティダイアログからも、変更後の状態を確認できます。
  • 要素のステレオタイプを削除した場合、そのステレオタイプに関係づけられているタグ付き値は自動的に削除されます。