<< 目次を表示 >> ページ位置: シミュレーション > 数学的なシミュレーション > SysPhS シミュレーション > SysPhSのツールボックスの利用 |
SysPhSの使用で定義されている内容を利用するために、専用のツールボックスが利用できます。また、SysPhSのコンポーネントを作成するためのパターン要素も含まれます。
項目
内容 |
説明 |
PhS定数 |
PhS定数は、シミュレーションの実行中は常に指定した値のみを取ることを示します。 Modelicaでは、パラメータ変数に該当します。 Simscapeでは、定数パラメータに該当します。 |
PhS変数 |
PhS変数は、 シミュレーションの実行中に値を保持する変数であることを示します。
Modelicaでは、:
Simulinkでは、変数に該当します。 |
Modelicaブロック |
Modelicaブロック要素は、Modelicaライブラリ内の対応するコンポーネントを定義するために使用されます。Modelicaライブラリのコンポーネントに対応するModelicaブロックを定義するには、Modelica SysPhS Nameプロパティの値をModelicaの完全修飾コンポーネント名(Class Path)に設定する必要があります。 |
Modelicaパラメータ |
Modelicaパラメータ要素は、Modelicaのコンポーネントのパラメータを定義するために使用されます。詳細は、プロパティウィンドウの要素タブにある"ModelicaParameter"で2つのパラメータを指定します。
パラメータの型および初期値は、プロパティサブウィンドウのプロパティタブから設定します。
|
Modelicaポート |
Modelicaポート要素は、Modelicaライブラリ内のポートに対応します。 名前は、プロパティウィンドウの要素タブにある«ModelicaPort»グループ内の名前欄で指定します。 |
Simulinkブロック |
Simulinkブロック要素は、Simulinkライブラリ内の対応するコンポーネントを定義するために使用されます。Simulinkライブラリのコンポーネントに対応するSimulinkブロックを定義するには、Simulink SysPhS Nameプロパティの値をSimulinkの完全修飾コンポーネント名(Simulinkのモデルエクスプローラの'Contents of'の値)に設定する必要があります。 |
Simulinkパラメータ |
Simulinkパラメータ要素は、Simulinkのコンポーネントのパラメータを定義するために使用されます。詳細は、プロパティウィンドウの要素タブにある"SimulinkParameter"で2つのパラメータを指定します。
パラメータの型および初期値は、プロパティサブウィンドウのプロパティタブから設定します。
|
Simulinkポート |
Simulinkポート要素は、Simulinkライブラリ内のポートに対応します。 名前は、プロパティウィンドウの要素タブにある«SimulinkPort»グループ内の名前欄で指定します。 |
多次元要素 |
ベクトル値が多重度を持ち、多次元の配列となる場合には多重度の設定が必要となります。MultidimensionalElementステレオタイプがこの設定に対応します。対象のプロパティあるいはポートに多重度を設定し、このステレオタイプを追加してください。 |
コンポーネントの利用
OMG SysPhS仕様では、ModelicaとSimulinkの両方に共通するSysPhSコンポーネントが定義されています。Enterprise Architectでは、定義されたコンポーネントをSysPhSパターンのセットとして提供しています。これらのコンポーネントは、新しいモデルを作成する際に便利です。
これらの利用方法の詳細については、「SysPhSコンポーネントの利用」のヘルプトピックをご覧ください。