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プール要素を配置すると、自動的にコラボレーションモデル要素を作成し、作成したプール・そのプールを配置したダイアグラム・そのダイアグラムに配置されている他の要素をコラボレーションモデル要素の子要素になるように移動します。同様に、コレオグラフィー図やカンバセーション図にプールを配置した場合には、コレオグラフィーモデル要素やカンバセーションモデル要素が作成されます。プールはプロセスを示し、プール内の要素はモデルブラウザ内ではプール要素の子要素として配置されます。
プールはカプセル化して再利用することもできます(このページ末尾の「プールとレーンの文法」もご覧下さい)。 プールをカプセル化すると、ビジネスプロセス要素が作成され、プール要素のタグ付き値のprocessRefでそのビジネスプロセス要素が明示されます。この時点で、プール内に存在する要素は参照先のビジネスプロセス要素の子要素として移動されます。1つのBPMN 2.0モデルは複数のプールから構成できます。その際には、複数のビジネスプロセス要素が存在します。その場合には、メインとなるダイアグラムにはメインのビジネスプロセスを表現します。
なお、同じ要素を複数のダイアグラムに配置することはルールに合致しません。Enterprise Architectでは、この操作を明示的には禁止していませんが、BPMN 2.0のデータとして出力する場合には、モデルブラウザの階層構造と、その要素の利用関係は一致していなければなりません。これが、プール要素を作成した場合などに、要素の移動が発生する理由です。
Enterprise Architectでは、BPMNの参加者はプール要素として表されます。BPMNモデルを別のツールに出力した場合には、BPMN 2.0の仕様に準拠するように、XMLファイル内ではプールは参加者として扱われます。読み込み時には、参加者の情報はプールとして扱います。
別のビジネスプロセスを参照するには、アクティビティの呼び出しを利用できます。
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操作方法 |
1 |
アクティビティ要素をダイアグラム内に配置します。 |
2 |
要素のプロパティダイアログを開きます。 |
3 |
BPMN2.0タブで、種類を「callProcessActivity」に設定します。 |
4 |
タグ付き値の一覧で、calledActivityRefの入力欄をクリックし、表示される参照 () ボタンを押します。そして、参照するビジネスプロセスを指定します。 |
5 |
OKボタンを押してダイアログを閉じます。 |
その後、このアクティビティ要素上に要素を配置すると、その参照先のビジネスプロセスにも配置されます。
BPMN 2.0 シーケンスフローとメッセージフローのルール
シーケンスフロートメッセージフローの使い方については、BPMN2.0の仕様に沿って利用できます。
以下のルールはシーケンスフローとイベント(開始・終了・中間の各イベント)・アクティビティ・コレオグラフィーアクティビティ・ゲートウェイに対して適用されます。
以下のルールはメッセージフローとイベント(開始・終了・中間の各イベント)・アクティビティ・コレオグラフィーアクティビティ・ゲートウェイに対して適用されます。
呼び出し(Call Activity)の生成
既存のBPMN 2.0 Global Task か Business Process要素をモデルブラウザからダイアグラムにドロップし、呼び出し(Call Activity)として配置した場合には、元の要素を示すタグ付き値を自動的に作成します。