変更要素・問題要素・バグ要素はプロジェクト内のさまざまな項目を構造的に管理し、追跡するために利用します。
また、これらの要素を使用して、問題の調査や解決に必要な特定の作業を定義し、担当者の割り当て機能で変更・問題バグ要素に作業を割り当てたり、またはアクター要素と結びつけるなどの表現をできます。
これらの保守に関連する要素を活用するメリットは、他の複数の要素との関係を定義したり、付属ドキュメントの機能を利用して項目の詳細を(図や表を含めて)記述したり、関係する(複数の)ダイアグラムに配置して視覚化したりすることが挙げられます。
変更要素や問題要素は、Enterprise Architectのさまざまなダイアグラム(特に保守図)で作成できます。また、他の要素と実現・依存・集約やその他の種類の接続と結ぶことができます。要素のプロパティダイアログでは、これらの項目の概要を名前として定義できるほか、作成日や作者などの情報も記録できます。
これらの保守関係の項目を管理するのに便利な機能として、関係マトリックスが挙げられます。例えば、担当者をアクターとして表現し、アクターとこれらの要素の間の関係を関係マトリックスで定義・参照できます。
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