保守とバグ管理

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保守とバグ管理

 

チームでの設計開発においては、さまざまな局面で数多くの変更点や問題点が発生します。これらの項目は、対象のシステム全体に関係するものもがあれば、特定のモデル要素1つのみに対する項目もあります。ここでは、変更点とは要求に対する追加や変更の項目を示し、問題点とは要求に適合しない項目や適合しない可能性がある項目を示します。

 

Enterprise Architectでは、このような項目を管理する方法として、大きく分けると次の2つがあります。

 

保守項目として管理している項目が、特定の要素だけでなく他の要素にも影響するようなことが判明した場合には、対象の項目を変更要素や問題要素として管理することになります。プロジェクト全体の項目として、イベントと検討項目もあります。

 

保守項目のそれぞれには、個別のプロパティが設定できます。また、解決方法などの情報もまとめて記録できます。

 

項目

説明

保守項目

保守項目には、バグ・変更点・変更点・問題点・ドキュメント・ユーザー機能が含まれます。

これらの項目は、個々のモデル要素に対して定義できます。この機能を利用して、モデル内で発生したさまざまな内容について、即時に記録できます。

これらの分類の概要は以下の通りです。

 

  • バグ は対象の要素の要求仕様を満たさないことを示します。
  • 変更点は対象の要素の要求仕様が変更されることを示します。
  • 問題点は対象の要素に記録される、プロジェクトに影響のあるリスクや他の要因です。
  • ToDoは対象の要素に関係するToDoを記録します。
  • ドキュメントは対象の要素に関係するドキュメント・ヘルプ・リリースメモ・ユーザーからのコメントなどを記録します。
  • ユーザー機能は対象の要素に関係する、機能要求を示します。

 

なお、これらの情報は常にモデル要素と関連づける形で管理されることに気をつけてください。要素に依存しない、プロジェクト全体に対する項目については、「プロジェクトとモデル要素の問題点」をのページをご覧下さい。

保守項目の作成と編集

保守項目の作成や編集には保守サブウィンドウを利用します。

このサブウィンドウからは、以下のような機能が利用できます。

保守項目 - プロジェクト全体

プロジェクト全体に関連する保守項目については、変更要素や問題要素を作成して管理できます。必要に応じて、これらの項目を階層化して、項目を詳細化できます。

要素として管理しないで保守項目を記録・管理する場合には、タスクと問題点の管理機能を利用します。

  • イベントは対象の要素に関係するイベントを記録します。
  • 検討項目は対象の要素に関して検討が必要な内容とその結果を記録します。

 

 

参照: