ArcGISのGeometric Network図においては、2つの接続ルールのいずれかを選択してモデリングを行います。edge-junction接続ルールとedge-edge接続ルールです。 それぞれのルールについて紹介します。
edge-junction接続ルール
- 直接接続ルールでは、UMLの関連<<ConnRule>>を利用します。
- 接続する要素は、片方はedge要素 («Point» か «Point»を親に持つ«Subtype»)で、反対側はjunction要素 ( «Polyline» か «Polyline»を親に持つ«Subtype»)になります。
- それぞれの端には多重度を指定できます。接続のプロパティダイアログから設定します。
- それぞれの端の関連端名(役割名)を指定できます。接続のプロパティダイアログから設定します。
- 対象の要素のすべては «GeometricNetwork» パッケージに格納されていなければなりません。
edge-edge接続ルール
- このルールでは、UMLのN項関連要素を利用します。
- 接続する要素は、2つのedge要素 («Point» か «Point»を親に持つ«Subtype»)と、任意の数のjunction要素 ( «Polyline» か «Polyline»を親に持つ«Subtype»)になります。
- 接続を作成する場合には、edge要素からN項関連要素に向かって矢印のある関連を作成してください。これにより、"from"のクラスが明示されます。上の図の例では、Road_clが開始点となるクラスです。それ以外の接続については、接続の作成の向きの指定はありません。
- いずれかの端には多重度を指定できます。接続のプロパティダイアログから設定します。両方に指定されている場合には、ターゲット側のみが有効となります。
- 1つの端には、関連端名としてDefaulを指定しなければなりません。
- 対象の要素のすべては «GeometricNetwork» パッケージに格納されていなければなりません。
参照: