トポロジーの例

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トポロジーの例

地理データベース(GeoDatabase)では、トポロジーは地理的な特性間の空間的な関係を定義するものです。これは、点・線・ポリゴンで表現される特性が、同一の位置を共有するか、という定義になります。トポロジーはGISデータベース内でのデータの整合性の基礎となります。Enterprise ArchitectのArcGISプロファイルでは、«Topology»パッケージを利用して特性クラス(Feature Class)間のデータの整合性をモデリングします。

 

Enterprise ArchitectのArcGISモデルでトポロジーパッケージを定義する方法は以下の通りです。

#

操作方法

1

トポロジーの関係を作成する、«FeatureDataset»パッケージを選択します。

2

«FeatureDataset»パッケージ内のダイアグラムを開きます。

3

ツールボックスの 「Network Features」 グループから、 «Topology» パッケージのアイコンをダイアグラム内に配置します。配置するとパッケージが新規に作成されます。このパッケージ内に、トポロジーの定義に必要となる要素や関係を追加します。

 

Enterprise Architectで定義するトポロジーには、次の注意事項があります。

 

 

 

トポロジーに関係する要素

項目

説明

名前

トポロジーの名前は、 «Topology» パッケージの名前として定義します。

特性クラス

以下のいずれかの方法で作成します

  • ツールボックスから新規に作成します。
  • 既存の特性クラス要素をモデルブラウザ内でドラッグし、 «Topology» パッケージにドロップして移動します。

X,Y Cluster Tolerance および Z Cluster Tolerance

«Topology»パッケージのタグ付き値として、ClusterTolerance および ZClusterTolerance を定義できます。

Accuracy rank

Accuracy rankはTopologyMembership属性のタグ付き値として定義します。TopologyMembershipは、ツールボックスを利用して作成できます。

 

この属性を特性クラスにドロップして追加し、それぞれのランクごとの値を指定してください。

  • 属性の名前は、 «Topology» パッケージの名前と同じにします。
  • 属性の型は指定する必要はありません。

 

それぞれの特性クラスには、1つの TopologyMembership属性のみを持つことができます。この属性を特性クラスに追加しない場合には、ArcGIS形式の出力の際に、既定のランク値を設定します。 XYRank および ZRankの値は1から50までの値になります。

トポロジーのルール

トポロジーのルールは、«TopologyRule»のステレオタイプを持つ関連の接続を利用して表現します。この接続は、ツールボックスから作成できます。

 

この接続は、以下のように利用します。

  • 2つの特性クラス («Point», «Polyline» あるいは «Polygon») の間を結びます
  • 2つの «Subtype» 要素の間を結びます
  • 特性クラスと «Subtype» 要素の間を結びます
  • 特性クラスについて、自己関連として追加します
  • «Subtype» 要素について、自己関連として追加します

 

トポロジールールの種類を指定するには、タグ付き値TopologyRuleTypeを利用します。

 

 

トポロジーのルールの例

 

 

参照: