Enterprise Architectでは、指定したパッケージ(と含まれる要素や子パッケージ・ダイアグラム)をコピーできます。コピーしたパッケージは、同じプロジェクトの別の位置にコピーすることもできますし、別のプロジェクトにコピーできます。この方法でコピーした場合、コピー元の要素とは異なるパッケージ・要素として貼り付けられます。(内部のGUIDは新しい値が指定されます)
この機能は、プロジェクト内の一部のみをコピーする場合の利用を想定します。プロジェクト全体をコピーする場合には、プロジェクトの転送機能を利用して下さい。
項目
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説明
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パッケージのコピー
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パッケージをコピーする手順は次の通りです。:
- モデルブラウザ で、対象のパッケージを右クリックして 「コピー | 複製情報」 を選択します。(あるいは、パッケージを選択した状態で Ctrl+SHIFT+C を押します。)
- 「パッケージをクリップボードにコピー中」ダイアログが表示され、対象のパッケージの内容を処理します。大きなパッケージを対象にした場合、しばらく時間がかかります。
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パッケージの貼り付け
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パッケージを貼り付ける手順は次の通りです。:
- モデルブラウザ でコピー先となるパッケージを右クリックして「貼り付け | パッケージ」 を選択します。(あるいはコピー先のパッケージを選択した状態でCtrl+Vを押します。)
- 「パッケージをクリップボードから貼り付け中」ダイアログが表示され、処理の経過が表示されます。
貼り付けた内容が見えるように、対象のパッケージの内容は自動的に展開されます。なお、バージョン管理機能に関する設定はコピーされません。
コピー先のパッケージの内容により以下の処理が行われます。
- すでに同名のパッケージがある場合には、「- コピー」が名前に付加されます。
- すでに同名のパッケージがあり、「- コピー」がついているパッケージもある場合には、「- コピー1」(あるいは2以降の数字)が名前に付加されます。
パッケージ名はそのままにすることもできますし、名前を変更できます。
- 名前を変更する場合には、モデルブラウザで選択してF2キーを押すか名前を2回クリックして編集モードにして、名前を変更してください。
- プロパティサブウィンドウから変更できます。
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注意:
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- 「選択項目 (ダイアグラム内に配置)」は、パッケージ要素をダイアグラム内に配置する場合に利用します。ショートカットキーはCtrl+Cです。
- パッケージのコピー機能で別のプロジェクトにコピーする場合には、対象のパッケージに含まれない要素に関する情報はすべて削除されます。具体的には、以下の情報は削除されます。
- 対象のパッケージに含まれない要素から、対象のパッケージに含まれる要素への接続
- 対象のパッケージに含まれる要素から、対象のパッケージに含まれない要素への接続
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参照: