例: DMNビジネス知識モデルをBPSimプロパティパラメータに連携

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例: DMNビジネス知識モデルをBPSimプロパティパラメータに連携

場合によっては、BPMNモデルで使用するデシジョンテーブルのみを設計したいこともあるでしょう。そういった場合、ビジネス知識モデル(BKM)をインタフェースで直接接続できます。デシジョンサービス、デシジョン、入力データ、アイテム定義を作成するプロセスは必要ありません。

 

DMNのBKMをBPSimモデルに連携させる例は、BPSimのモデルテンプレートで提供されています。

 

モデルテンプレートを読み込む手順は以下の通りです。

  1. パースペクティブ > ビジネスモデリング > BPSim
  2. モデルテンプレートの追加ダイアログを開く(Ctrl + Shift + M)
  3. 「BPMN  Integrate with DMN - Delivery Cost Calculation」を選択
  4. 「テンプレートの読込」ボタンをクリック

 

  1. デシジョンテーブルタイプの単純なビジネス知識モデルをパラメータと共に作成します。(変数と式や式表現などの他の表現でも作成できます)。次に、ロジック(入力句、出力句、ルール)をモデル化し、テストします(DMN表現サブウィンドウの「シミュレーションのためのパラメータ値」 タブ)。

 

 

  1. 知識要求の接続を使用してBKMをデシジョンに接続します。このデシジョンは、複数のBKM機能のグループ名として機能します。式には「10」などの数値を入力するだけです。たとえば、モデルに100以上のBKMがあるとして、5つのBKMだけでJavaコードを生成したい場合、これらの5つのBKMをデシジョンに接続し、DMNシミュレーションサブウィンドウでこのデシジョンを選択すると、5つのBKMすべてが自動的に含まれます。

 

  1. Javaコードを生成すると、正しく設定されていればコンパイルが成功します。

 

  1. BPSimの設定では、インテリセンスを使用してタスク「Compute Delivery cost」の式を作成します。

 

 

この例では、タスク「Generate furniture price and weight」はプロパティ「Weight」と「Price」に対しランダムな値を生成し、タスク「Compute Delivery cost」は値をビジネス知識モデルに渡しています。結果はプロパティ「DeliveryCost」に戻されます。

 

このようにして、シミュレーションを実行し、デバッグプロセスをステップ実行して、属性値の変化を確認できます。

 

 

参考: