サブメニュー

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サブメニュー

独自に定義する要素の中には、似ているが異なる複数の要素がある場合あります。例えば、BPMN2.0のイベント要素には、異なる多くの種類が存在します。また、それぞれの種類について、単独で配置するか、他の要素(アクティビティ)の境界に配置するかの選択があります。これらの選択のそれぞれについて個別にツールボックスに要素を定義するのではなく、元となる要素を1つツールボックスに追加し、要素の作成時にサブメニューが表示され、追加の選択ができるようにできます。この追加の選択は、要素の作成時に以外には表示されません。この方法は、ツールボックスの内容をわかりやすくシンプルにできますので、有用です。

 

このサブメニューでは、対象の要素の派生形の名称を表示します。もしToolboxItemImageを利用してアイコンを定義した場合には、そのアイコンがサブメニューにも表示されます。BPMN 2.0のイベント要素のサブメニューがその一例です。この方法を利用して、サブメニューのみのアイコンを定義できます。

 

サブメニューを定義する

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操作方法

1

ToolboxPageメタクラス要素が配置されているダイアグラムと同じダイアグラムに、ステレオタイプ要素を新規に追加します。名前の前には、プロファイル名と同じ名前をつけなくてはなりません。以下は名前の例です。

 

MyProfile::MySubmenu

 

このステレオタイプ要素には、別名として表示名を設定できます。

(参考:ステレオタイプとメタクラスをUMLプロファイルに追加)

2

ステレオタイプ要素に対して、isHiddenという名前の属性を追加します。初期値をtrueにします。

 

表示されるサブメニューの項目は、属性として定義します。初期値に文字列を設定すると、メニューの項目名となります。例えば、ステレオタイプ «MySubmenu» がクラスとインターフェースに対して適用できる場合には、以下のような属性を追加します。

 

MyProfile::MyClass(UML::Class) Initial Value = Class

MyProfile::MyClass(UML::Interface) Initial Value = Interface

(参考:ツールボックスプロファイルの作成)

3

別のステレオタイプ要素を作成します。先ほど作成したサブメニューを示すステレオタイプ要素と同じ名前の属性を追加します。初期値はツールボックスに表示される名前にします。例は以下の通りです。

 

MyProfile::MyClass = Class Object

 

必要に応じて、このステレオタイプ要素に、ツールボックス内に表示される他の項目を属性として追加します。

4

拡張の関係で、ToolboxPageメタクラス要素と、2つのステレオタイプ要素を結びます。

 

 

これで、このプロファイルが有効な場合に、ツールボックスから該当要素をダイアグラム内にドロップした場合に、設定したサブメニューが表示されるようになります。

5

必要に応じて、アイコンを設定できます。

 

 

参照: