ステレオタイプとメタクラスをUMLプロファイルに追加

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ステレオタイプとメタクラスをUMLプロファイルに追加

独自の要素を定義するためには、UMLの既存の要素を元に拡張するという形をとる必要があります。まず、Profileパッケージを作成してその中にクラス図を作成し、プロファイルを定義するための場所を作る必要があります。

 

 

 

独自の要素となるステレオタイプ要素については、以下のような拡張が可能です。

 

 

 

ステレオタイプとメタクラスをUMLプロファイルに追加する手順は次の通りです。

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操作方法

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プロファイルパッケージ内のダイアグラムを開きます。

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ツールボックスのプロファイルグループにあるメタクラス要素をダイアグラムに配置します。

メタクラスの指定ダイアログが表示されます。以下のいずれかを指定できます。

  • 基本要素 (属性や操作を含みます)
  • 基本接続
  • 抽象メタタイプ (アクションの種類や関連端などを含みます)
  • ステレオタイプ

 

基本要素のグループでは、「追加項目を表示」にチェックを入れることで、変更点などのEnterprise Architectの独自の拡張要素も含まれます。

ステレオタイプのグループでは、拡張したい定義が含まれるMDGテクノロジーを、ドロップダウンリストから選択してください。

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一覧の中から、拡張元となる要素や接続を選択します。複数の項目にチェックを入れることもできます。

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OKボタンを押します。

チェックを入れたそれぞれの項目について、ダイアグラム内にメタクラス要素が配置されます。

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次に、ステレオタイプ要素をダイアグラム内にドロップします。

プロパティダイアログが表示されない場合には、その要素をダブルクリックしてください。

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ステレオタイプの名前を入力します。

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プロファイルグループにある拡張の関係で、メタクラス要素とステレオタイプ要素を関連付けます。クイックリンクでも追加できます。

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このような操作をすると、例えば以下のような構成になります。

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必要に応じて、以下の項目をステレオタイプ要素に追加します。

 

 

また、色や大きさについては、要素に対して直接設定することで既定値を示すこともできます。

 

 

注意:

  • 多数のモデル要素を拡張する場合は、1つのダイアグラムにすべてを配置するのではなく、プロファイルパッケージの下に追加のダイアグラムを作成し、複数のメタクラス要素を異なるダイアグラムに追加できます。この場合、個々のダイアグラムではなく、パッケージを対象にプロファイルを生成します。
  • メタクラスを拡張して複数のステレオタイプを指定する場合、同じ名前のクラスを作成できません。
  • 同じUMLプロファイル内に複数の同じ名前のステレオタイプを定義できません。よって、いくつかのメタクラス要素から拡張の接続でつなぐ場合には、以下のような形になります。必要に応じて、タグ付き値, 制約, 列挙, 描画スクリプトを追加できます。

 

 

参照: