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UMLプロファイルでは、ステレオタイプ要素やメタクラス要素に対していくつか特別な属性を利用できます。例えば、iconの属性(およびアイコンデータ)を追加することで、モデルブラウザ内やツールボックス内で表示されるアイコンを指定できます。これらの特別な属性は、以下のいずれかの要素に対して適用できます。属性によってどちらに設定すべきかが決まっています。
利用手順:
リボン |
モデル > 要素 > サブウィンドウ > 属性 |
コンテキストメニュー |
要素を右クリック | 属性・操作と付属要素 | 属性 |
キーボード |
F9 |
属性の設定
項目・ボタン |
説明 |
名前 |
属性の名前を指定します。 |
初期値 |
属性の初期値を入力します。 |
保存 |
このボタンを押すと、変更を保存します。 (名前と初期値以外の内容は設定する必要はありません。) |
閉じる |
このダイアログを閉じます。 |
プロファイル作成時に設定可能な追加情報
次の表では、プロファイル作成時にステレオタイプ要素に対して指定可能な追加情報です。
属性 |
意味 |
_defaultAttributeType |
ツールボックスから作成した時の、新規属性の既定の型を指定します。この値を利用する場合には、Attributeメタクラスから拡張したステレオタイプ要素である必要があります。既定の型は初期値として指定します。 この値を指定しない場合、属性の既定の型はintになります。 |
icon |
モデルブラウザで表示するための要素のアイコンのビットマップ(BMP)ファイルへのパスを指定します。ビットマップサイズは16x16です。 透過させる場合には、透過色として薄い灰色(RGB=192,192,192)を利用してください。 この項目を利用するためには、_metatype属性の設定も必要です。 |
_image |
描画スクリプトの定義です。描画スクリプトの内容は初期値の欄に保存されます。 ここで設定した内容を有効にするには、プロファイルの出力時に「置換イメージ」の項目にチェックを入れてください。 |
_instanceMode |
(利用できません) |
_instanceOwner |
(利用できません) |
_instanceType |
「インスタンスの定義」のページをご覧ください。 |
_metatype |
ステレオタイプをメタタイプとして定義する場合に利用します。 |
ダイアグラムに表示する前にこの要素に対して実行し、書式などを調整するスクリプトレットを指定します。 |
|
_sizeY |
要素の初期値のY方向の大きさです。ダイアグラムの拡大率が100%のときのピクセル数です。要素ごとの最小の大きさを下回る値を設定できません。 (参考:プロファイルの出力) |
_sizeX |
要素の初期値のX方向の大きさです。ダイアグラムの拡大率が100%のときのピクセル数です。要素ごとの最小の大きさを下回る値を設定できません。 (参考:プロファイルの出力) |
_strictness |
複数のステレオタイプの適用を制限する場合に利用します。 |
サポートされているメタクラスの属性
次の項目は、メタクラス要素に対して適用可能な属性です。
属性 |
意味 |
_AttInh |
この値を"1"に設定した場合には、継承している属性を表示します。 |
_AttPkg |
この値を"1"に設定した場合には、Package の属性を表示します。 |
_AttPri |
この値を"1"に設定した場合には、Private の属性を表示します。 |
_AttPro |
この値を"1"に設定した場合には、Protected の属性を表示します。 |
_AttPub |
この値を"1"に設定した場合には、Public の属性を表示します。 |
compositeKind |
関連に対して適用することで、ソース側あるいはターゲット側の集約表現を指定できます。 以下のいずれかの値を設定します。
|
_ConInh |
この値を"1"に設定した場合には、継承している制約を表示します。 |
_Constraint |
この値を"1"に設定した場合には、制約の区画を表示します。 |
_dbtype |
テーブル要素の新規作成時の、データベースの種類の既定値を指定します。 |
_defaultDiagramType |
子ダイアグラムの種類を定義する場合に利用します。 |
メタクラスが接続の場合には、自動的に作成される値です。接続の向きを指定できます。 |
|
_gentype |
要素の新規作成時の、プログラム言語の種類の既定値を指定します。テーブル要素は対象外です。 |
_HideMetaclassIcon |
Trueを指定した場合には、要素を四角形で表示した場合に、要素の右上に要素の種類を示すアイコンを表示しないようになります。 要求要素やコンポーネント要素など、右上にアイコンを表示する要素が対象です。 |
_HideStype |
カンマで区切った値を指定することで、指定したステレオタイプの属性・操作を非表示にします。 |
_HideUmlLinks |
Trueを指定した場合には、クイックリンク機能を利用する際に、拡張元のUML要素のクイックリンク情報を選択肢として表示しないようになります。 |
_isCommon |
Trueを指定した場合には、要素が配置されていない場所へのクイックリンク機能を利用する際に、要素を新規に作成する選択肢として表示しないようになります。 (接続のメタクラスに対して設定します。) |
_isVertical |
アクティビティパーティションに対して設定します。Trueを指定した場合には、作成時に垂直なアクティビティパーティションが作成されます。 |
_lineStyle
|
接続のスタイルを指定します。指定可能な値は次のいずれかです。
|
_makeComposite |
子ダイアグラムを持つ要素を定義する場合に利用します。 |
_MeaningBackwards |
トレーサビリティウィンドウで表示される関係を示す文字列を指定します。_MeaningBackwardsは、対象の要素が選択された場合に、その要素がソース側の場合に表示される文字列です。 接続に対して指定できます。 (ビルド1350以降で利用可能) |
_MeaningForwards |
トレーサビリティウィンドウで表示される関係を示す文字列を指定します。_MeaningForwardsは、対象の要素が選択された場合に、その要素がターゲット側の場合に表示される文字列です。 接続に対して指定できます。 (ビルド1350以降で利用可能) |
_OpInh |
この値を"1"に設定した場合には、継承している操作を表示します。 |
_OpPkg |
この値を"1"に設定した場合には、Package の操作を表示します。 |
_OpPri |
この値を"1"に設定した場合には、Private の操作を表示します。 |
_OpPro |
この値を"1"に設定した場合には、Protected の操作を表示します。 |
_OpPub |
この値を"1"に設定した場合には、Public の操作を表示します。 |
_PType |
この値を"1"に設定した場合には、ポートとパートの要素の種類を表示します。 |
_ResInh |
この値を"1"に設定した場合には、継承している要求を表示します。 |
_Responsibility |
この値を"1"に設定した場合には、要求の区画を表示します。 |
_Runstate |
この値に何らかの文字を設定した場合には、要素の属性値(スロット)を表示しません。空文字列を設定すると、表示します。 |
_SourceAggregation |
(利用非推奨・過去バージョンとの互換性のために存在) compositeKindを利用して下さい。 |
_SourceMultiplicity |
ソース側の多重度を指定します。 例: 1..* , 0..1 |
_SourceNavigability |
ソース側の誘導可能性を指定します。Non-Navigable を指定すると、誘導不可になります。 それ以外の値の場合には、Directionの値に応じて決まります。(APIのConnectorオブジェクトのDirection属性をご覧ください。) |
_subtypeProperty
|
要素の作成時に設定が必須なサブタイプが存在する場合には、そのサブタイプを示すタグ付き値の名前を完全名で指定します。接続に対しては利用できません。 定義時に対象のステレオタイプ要素から列挙要素に対して関連が設定されている場合には、この値の指定は必須です。 例えば、BPMN 2でActivity要素をダイアグラム内にドロップした場合には、メニューが表示され要素の種類を選択できます。選択した値は、タグ付き値 taskType に格納されます。 このタグ付き値はアクティビティのサブタイプを示します。なお、このタグ付き値は、以下の名前になります。 BPMN2.0::Activity::taskType. |
_Tag |
この値を"1"に設定した場合には、タグ付き値の区画を表示します。 |
_tagGroupings |
タグ付き値をタググループに割り当てる場合には、その内容を指定します。指定方法の例は次の通りです。 例: tagName1=groupName1;tagName2=groupName2;
この設定は要素に対してのみ利用できます。他の要素には利用できません。 |
_tagGroups |
プロパティサブウィンドウに表示されるタググループを指定します。カンマ区切りで、表示順に指定します。 例: groupName1,groupName2,groupName3
この設定は要素に対してのみ利用できます。他の要素には利用できません。 |
_tagGroupStates |
タググループを利用する場合に、表示状態を指定します。指定方法の例は次の通りです。 例: group1=open;group2=closed;
この設定は要素に対してのみ利用できます。他の要素には利用できません。 |
_TagInh |
この値を"1"に設定した場合には、継承しているタグ付き値を表示します。 |
_TargetAggregation |
(利用非推奨・過去バージョンとの互換性のために存在) compositeKindを利用して下さい。 |
_TargetMultiplicity |
ターゲット側の多重度を指定します。 例: 1..* , 0..1 |
_TargetNavigability |
ターゲット側の誘導可能性を指定します。Non-Navigable を指定すると、誘導不可になります。 それ以外の値の場合には、Directionの値に応じて決まります。(APIのConnectorオブジェクトのDirection属性をご覧ください。) |
_UCRect |
この値を1に設定すると、要素は四角形の外見で表示されます。四角形で表示することができる要素のみが対象です。 |
注意: |
それぞれの属性は、1 を指定すると有効、0 を指定すると無効という動作になります。 |
参照: