インスタンスの定義

<< 目次を表示 >>

ページ位置:  Enterprise Architectの拡張 > 独自の表記方法・記述言語の定義 > MDGテクノロジーを独自に定義 > プロファイルの作成 > プロファイルの作成と編集 > UMLプロファイルでサポートされている属性 >

インスタンスの定義

UMLプロファイルの要素は、その要素から作成されるインスタンスの分類子となることができます。ステレオタイプを定義する際に特別な属性を追加することで、要素からインスタンスを作成する方法を定義できます。属性は、要素がモデルブラウザからダイアグラムにドラッグされたときに表示される 「要素の配置」ダイアログの配置形式のテキストを変更できます。

 

 

属性

次の例はSysMLブロック要素のインスタンスに関する定義を示しています。

 

 

SysMLブロック要素をモデルブラウザからダイアグラムにドラッグすると、_instanceType属性値を確認し、_metatype属性値が一致する要素をSysMLのプロファイルで検索し、その情報を元にインスタンスを生成します。この例の定義では、«property»ステレオタイプを持つBlock要素が得られます。

 

Attribute

説明

_instanceMode

(利用できません)

_instanceOwner

(利用できません)

_instanceType

「要素の配置」ダイアログの配置形式のテキストを次のように変更します。

  • インスタンス (ProfileName::<<stereotype>>)

 

<<stereotype>>の値は、この属性の「初期値」として定義され、「_metatype」属性を使ってステレオタイプ化された要素に与えられたメタタイプに対応しています。

 

なお、インスタンスの生成は、_instanceType属性またはメタ制約のいずれかを使って定義できます。違いは以下の通りです。

  • 「要素の配置」ダイアログでは、メタ制約では複数のインスタンスのステレオタイプを定義できますが、_instanceTypeではできません。複数のインスタンスを指定した場合、 「要素の配置」ダイアログの配置形式ですべてを選択できます。
  • メタ制約は、_instanceTypeが持つ「インスタンスに変換」の機能の動作には反映されません。

(参考:メタタイプとしてステレオタイプを定義メタ制約に使われる制約)

 

 

参照: