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Enterprise Architectでバージョン管理を利用すると、多くのXMIファイルがバージョン管理ツールで管理されます。この状況では、バージョン管理されているパッケージ構成を別のプロジェクトに移動する作業が困難です。
以下のいずれかの場合に必要になることがあります。
このような状況で簡単に移動するための機能が、階層管理ファイルの機能です。階層管理ファイルを読み込むだけで、階層管理ファイルを作成したときの状況を再現できます。
階層管理ファイルの読み込み機能を利用すると、既存の階層管理ファイルを読み込むことができます。階層管理ファイル自身は拡張子EABを持つXML形式のファイルで、バージョン管理設定の名前や対象の基準パッケージ等の情報が記録されています。
階層管理ファイルを利用して、既にバージョン管理されているパッケージ構成を一括で読み込むためには、事前に読込先となるプロジェクトにてバージョン管理の設定を行っておく必要があります。その際に、バージョン管理の設定識別IDは、階層管理ファイルを作成した環境と同じに設定しなければなりません。
対象の階層管理ファイルに関するバージョン管理の設定がされていない場合には、階層管理ファイルを読み込んだ際に設定することを求めるメッセージが表示されます。
「階層管理ファイルの読み込み」のメニュー項目は、対象となるパッケージが編集可能である場合に選択できます。コミットされているパッケージなどではこの項目は選択できません。
利用手順:
コンテキストメニュー |
対象のパッケージを右クリック | パッケージの管理 | 階層管理ファイルの読み込み |
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操作方法 |
1 |
階層管理ファイルの読み込みダイアログで、以下のいずれかを選択します。
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2 |
一覧から対象の階層管理ファイルを選択します。 |
3 |
OKボタンを押します。 Enterprise Architectは、指定されたパッケージに階層管理ファイルで指定された内容を読み込みます。 |
注意: |
階層管理ファイルの読み込みの機能は、対象のパッケージが編集可能な場合にのみ実行可能です。 |
参照: