XMLからの読み込み

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XMLからの読み込み

パッケージの内容をXMLファイルから読み込むことができます。これにより、モデル間での要素の移動が可能になり、分散環境での開発や手作業でのバージョン管理などができます。

 

Enterprise Architectでは、次の形式をサポートしています。

 

利用手順:

モデルブラウザで対象のパッケージを選択し、以下のいずれかを実行

リボン

  • 生成・入出力 > モデルの入出力 > 読み込み > 独自形式の読み込み
  • 生成・入出力 > モデルの入出力 > 読み込み > XMI形式を読み込み

キーボード

Ctrl+Alt+I

 

 

パッケージをファイルから読み込みダイアログでは、以下の項目が設定できます。

項目

説明

ファイル名

読み込み対象のXML/XEAファイルを指定します。操作方法により以下の違いがあります。

  • 独自形式の読み込みを選択した場合には、拡張子*.xea, *.xml のファイルが選択可能です。
  • XMI形式の読み込みを選択した場合には、拡張子 *.xml, *.xmi のファイルが選択可能です。
  • Ctrl+Alt+Iのショートカットを利用した場合には、拡張子*.xea, *.xml, *.xmi のファイルが選択可能です。

ダイアグラムの読み込み

ダイアグラムの情報を読み込むかどうかを指定します。

GUIDの初期化

GUIDの初期化にチェックを入れると、読み込み時にモデル要素のGUID(一意な識別子)を初期化します。

これにより、同じモデルにパッケージの内容を2度読み込むことができます。GUIDを初期化しない場合には、2度目の読み込み時にエラーになります。

一括処理 (対象のファイルが大きいと、処理時間が長くなります)

この項目の既定値は、ユーザーオプションのXMLに関する設定グループにある「読み込みを一括実行」の設定が反映されます。

コーポレート版でDBMSにモデルを格納している場合に、設定によってはXMLファイルの読み込み中に排他ロックエラーになる場合があります。この場合には、この項目のチェックを外してください。XMIファイルのサイズが大きい場合にも、チェックを外してください。

(参照:XMLに関する設定)

ログの出力

チェックを入れると、読み込み時の処理をログ出力します。ログファイルは、XMIファイルの位置に出力されます。 ファイル名は、出力ファイル名に _ import.log を付加したものとなります。

モデルルートかどうかを確認

読み込むファイルがモデルルートとして読み込み可能かどうかを、読み込み前に確認する必要がある場合、このチェックボックスにチェックを入れます。

有効にすると、読み込むパッケージがモデル内に存在しない場合、あるいは「GUIDの初期化」にチェックされた状態で読み込まれる場合のみ、このチェックが行われます。

有効になっていない場合、読み込むパッケージは、モデルブラウザで選択されたパッケージの下に読み込まれます。

読み込むデータの既定の型

Rose XMI 1.1形式のファイルを読み込む場合には、読み込むデータの既定の型のドロップダウンリストから、追加するモデルの既定の型を指定してください。

XMLを表示

ファイルとして指定したXMLファイルの内容を表示します。

読込

読み込みを実行します。

閉じる

このダイアログを閉じます。

ヘルプ

ヘルプを表示します。

状況

読み込みの状況を表示します。

 

 

プレースホルダ

Enterprise Architectのモデルを、Enterprise Architectで生成されたファイルの形式で読み込む際に、ファイルに含まれない要素がダイアグラムに配置されている場合に、ダイアグラム内に欠落したことを視覚的に表示するためのプレースホルダを利用できます。ユーザーオプションの「XMLに関する設定」にある「XMI1.1/2.1/EA独自形式の読み込みで、存在しない要素のプレースホルダを配置」の設定で動作を変更できます。

 

注意:

  • Enterprise Architectで生成されたファイルの形式に加えて、Enterprise ArchitectではRational Software Architect (RSA)やRational Software Modeler (RSM)で利用されている *.emxおよび *.uml2形式のファイルやRhapsodyの*.rpyファイル・BPMN 2.0 XMLファイル・ArcGISのXMLファイルを読み込むことができます。
  • セキュリティ(アクセス権)機能が有効の場合には、XMLの読み込みのアクセス権が必要です。
  • Proクラウドサーバを利用している場合に、XMLファイルからの読み込みを制限できます。プロジェクトのオプションの「XMIの読み込みを無効」の設定を有効にしてください。
  • SQLServerをDBMSリポジトリに利用している場合には、画像を含むXMLファイルの読み込みには、t_imageテーブルにALTERのアクセス権が必要です。
  • XMLファイルの対象となるパッケージと同じパッケージが読み込み先に存在する場合には、マージファイルを利用しない限り既存のパッケージの内容はいったん破棄され、XMLファイルの内容で上書きされます。読み込みを実行する前に、既存の内容が破棄されても問題がないかどうか確認する必要があります。

 

 

参照: