XMLの読み込みと出力

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XMLの読み込みと出力

XML Metadata Interchange (XMI)とは、モデルの情報を交換することを想定して作成されたオープンな仕様です。XMIはXMLで表現され、OMGによって定義されています。

 

 

XMIとEnterprise Architect

Enterprise Architectでは、異なるパッケージ・異なるEnterprise Architectのプロジェクト・XMIに対応した異なるツール間でモデルの内容を入出力する方法として、XMIを利用しています。XMI 1.1, 1.2, 2.1, 2.4, 2.4.2, 2.5.1の各仕様に対応しています。XMI 1.1はUML 1.3に対応しており、XMI 2.xはUML 2.0〜2.5.1に対応しています。

 

Enterprise Architectは、古い1.0の仕様には完全には対応していません。XMI 1.0で入出力する場合には、XMI 1.0の制限によりデータの損失が発生します。

 

XMIを利用すると、異なるUMLツールやXMIを利用できる他のツールの間でモデルの内容を交換できます。ただし、XMIの仕様はすべてのツールのすべての機能・表現を考慮しているわけではありませんので、内容の完全な互換は実現できません。

 

Enterprise Architectではパッケージを単位として、プロジェクトから出力したり、他のプロジェクトに読み込んだりできます。これにより、モデルの利用範囲や堅牢性が向上し、分析者や設計者がモデルの情報を外部で利用することにも役立ちます。例えば、以下の仕組みで利用します。

 

 

既存のパッケージに対してXMLファイルを読み込む場合、XMLファイルからモデルの内容を読み込む前に、現在のパッケージのすべての情報を削除します。XMLから読み込む前に、失ってはならない重要な変更がないことを確認してください。または、マージファイルを使用して、XMIファイルの情報をパッケージの内容とマージできます。

 

 

XMIに関する作業

XMIの入出力関する作業には次のようなものがあります。

 

 

注意:

  • XMIファイルを既存のパッケージに上書きする場合には、現在のパッケージの内容が最初にすべて削除されます。この作業を行う前に、重要な変更が破棄されることのないように確認する必要があります。
  • Enterprise Architect同士でのモデルの転送利用する場合には、EA独自形式を利用してください。
  • Enterprise Architectのバージョン16.0以降でエクスポートしたEA独自形式のXEAファイルは、Enterprise Architectのバージョン16.0以前のバージョンでは読み込めません。XEAファイルは、Proクラウドサーバの利用時に既存のプロジェクトから一部の内容を移管するなど、運用的な目的での利用を想定した形式です。この形式でなければならない場合を除き、モデルの入出力には他の形式を利用してください。