モデルの評価機能を利用すると、いくつかのUMLの文法上のルール (利用するルールは評価ルールの設定で変更できます)を利用してモデルを評価できます。また、Object Constraint Language (OCL)でモデルの制約を表現している場合には、そのOCLの文法をチェックできます。評価の対象は単一の要素・ダイアグラム・パッケージ全体などを指定できます。
モデルの評価機能は、単一の要素・ダイアグラム・パッケージのいずれに対しても適用できます。
利用手順:
リボン
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モデル > パッケージ > 操作 > 評価 > 評価ルールの設定
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項目
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参照
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UMLの評価
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UMLを評価するには:
- 要素の評価をするには、対象の要素を選択した状態で機能を呼び出してください。要素とその子要素・要素の属性・操作・接続が評価されます。
- ダイアグラムの評価をするには、対象の要素を選択した状態で機能を呼び出してください。ダイアグラム自身と、ダイアグラム内の要素と接続が評価されます。
- パッケージの評価をするには、対象の要素を選択した状態で機能を呼び出してください。パッケージとそのすべての子パッケージ・要素・接続・ダイアグラムが評価されます。
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評価結果の例
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次のダイアグラムにはいくつかの問題点があります。
この状態で評価機能を実行すると、システム出力サブウィンドウには結果が表示されます。:
評価の結果からは次のようなことがわかります。:
- 拡張領域 (ExpansionRegion1) の'mode'プロパティに不正な値が含まれています。 (この場合に、正しい値としてはiterative, parallel あるいは streamです)
- Class2の自分自身への汎化は不正です。 (自分自身を汎化できません。)
- 無名の接続 (Class2 と Object1の間)に定義されたOCLが不正です。
- 例外ハンドラ (ExceptionHandler1) にはオブジェクトノードがありません。
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参照: