初期状態で利用可能な評価ルール

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初期状態で利用可能な評価ルール

モデルの評価機能では、対象の項目に対してさまざまなルールに適合するかどうかを判断しています。これらのルールは、いくつかのグループに分かれて定義されています。

 

 

ルールのグループ

項目

参照

(要素・接続・属性と操作・ダイアグラム): 表現

対象がUMLの仕様にあわせて適切な表現がされているかどうかを評価します。

要素が正しいUML要素であるかどうか、ダイアグラムに正しく要素が配置されているかどうか、等を確認します。

エラーメッセージの番号は、以下のような分類になっています。

  • MVR01.... (要素に関する表現のエラー)  
  • MVR05.... (接続に関する表現のエラー)  
  • MVR08.... (属性や操作に関する表現のエラー)  
  • MVR0B.... (ダイアグラムに関する表現のエラー)  

要素: コンポジション

モデルブラウザにおける、要素の親子関係について評価します。 適切な数の子要素を持っているか、必要な子要素が正しく存在するか、等をチェックします。

エラーメッセージの番号は、以下のような分類になっています。

  • MVR02.... (要素の親子関係についてのエラー)  

(要素・接続・属性と操作): プロパティ

個々の対象がUMLとして適切なプロパティを保持しているかどうかを確認します。追加属性もチェックの対象です。

エラーメッセージの番号は、以下のような分類になっています。

  • MVR03.... (要素のプロパティについてのエラー)  
  • MVR06.... (接続のプロパティについてのエラー)  
  • MVR09.... (属性や操作のプロパティについてのエラー)  

(要素・接続・属性と操作): OCLへの適合性

OCLの制約として定義されている内容が適切であるかどうかを確認します。

エラーメッセージの番号は、以下のような分類になっています。

  • MVR04.... (要素の制約についての、OCLの適合性のエラー)  
  • MVR07.... (接続の制約についての、OCLの適合性のエラー)  
  • MVR0A.... (属性や操作の制約についての、OCLの適合性のエラー)  

要求管理

Enterprise Architect独自の要求要素に関する確認です。例えば、要求要素が他の要素によって実現されているかどうか、などをチェックします。

 

 

エラーメッセージの書式

評価を実行した場合に、ルールに反する内容があった場合にはシステム出力サブウィンドウにその内容が表示されます。それぞれの出力内容には、IDとエラーの内容が表示されます。このうち、初期状態で利用可能なルールのIDについては以下のような書式になっています。

 

MVRxxnnnn

 

 

例: