初期設定と管理

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初期設定と管理

パッケージリポジトリの機能を利用するためには、いくつかの初期設定が必要です。

 

 

その他、リポジトリとストレージの管理に関するいくつかの機能を説明します。

 

 

利用手順:

リボン

生成・入出力 > モデルの入出力 > パッケージリポジトリ

 

 

リポジトリの指定

パッケージリポジトリとして指定するサーバには、登録されるパッケージやファイルの情報を保持します。このサーバは、Proクラウドサーバとして設定されたものではなくてはなりません。対象のサーバへの接続情報は、サーバを設定した管理者の方に確認して下さい。

 

パッケージのリポジトリタブの最上部にある、リポジトリ名を表示する欄の右側にある[選択]ボタンを押し、Proクラウドサーバに接続して下さい。

Proクラウドサーバへの接続ダイアログで入力する内容は、管理者の方へ確認して下さい。

 

OKボタンを押すと、Proクラウドサーバへの接続を試み、成功した場合にはリポジトリの情報を表示します。接続先にリポジトリが存在しない場合には、作成するかどうかの確認のメッセージが表示されますので、作成して下さい。作成直後は、リポジトリ内にはストレージは存在しません。

 

 

ストレージの作成

ストレージは、リポジトリ内に複数作成できます。目的や格納するモデルの内容に応じて、複数作成できます。また、ストレージにはさまざまなファイルを格納できるほか、ストレージの単位でパスワードを設定できます。

 

作成方法は以下の通りです。

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操作方法

1

パッケージリポジトリ タブ内のツールバーにある ボタンを押します。

2

必要に応じて、リポジトリの編集を可能にするために管理者のパスワードを入力し、OKボタンを押します。

新規にストレージを作成するためのダイアログが表示されます。

3

「名前」の欄には、ストレージの名前を入力します。

4

「内容」の欄は、以下のいずれかを設定します。

  • モデルパッケージ - モデルとして作成するパッケージ(ダイアグラム・要素)を格納します。
  • クイックヘルプライブラリ - Enterprise Architect日本語版では利用しません。
  • リファレンス情報ライブラリ - リファレンス情報を示すXMLファイルを格納します。モデルを含むパッケージは格納しません。
  • ソースコードライブラリ - ソースコードに関するファイルを格納します。モデルを含むパッケージは格納しません。

 

(参照:初期設定と管理)

5

内容としてモデルパッケージを選択した場合には、その種類を指定します。

  • 未完成版を格納 - 作業中のパッケージを格納します。必要に応じて、内容を上書き更新します。
  • 完成版を格納 - 完成したモデルを含むパッケージを格納します。上書き更新は行いません。

 

この選択は、後から変更できます。

それ以外の内容の場合には、種類の欄は常に「未完成版を格納」になります。内容を上書き更新できるということになります。

6

ストレージにパスワードを設定する場合には、パスワードの文字列を入力します。同じ内容を2カ所に入力してください。参照および管理のパスワードを設定した場合、参照のみのパスワードを設定できます。(詳細は後述)

7

OKボタンを押して下さい。

作成するかどうかの確認のメッセージが表示されますので、作成してもよい場合は「はい」のボタンを押して下さい。

8

ストレージの作成を実行し、結果を表示します。

 

 

パスワードの設定と利用

ストレージを作成する場合、基本的にはストレージの内容に対して、自由に参照・利用・登録などを行うことができます。パスワードを設定することで、パッケージの登録や削除などを特定の人に限定したり、ストレージの内容を利用できる人を限定したりできます。

 

パスワードは、次の2種類の設定が可能です。参照および管理のパスワードを設定した場合には、参照のみのパスワードを設定できます。参照のみのパスワードだけを設定できません。

 

パスワードが設定されている場合で、パスワードの入力画面でパスワードを入力しなかった場合には、ストレージ内のパッケージの情報の参照のみが可能です。

 

パスワードが設定されていない場合には、誰でも自由に操作できます。(参照および管理のパスワードが設定されている状態で、そのパスワードを入力した場合と同じです。)

 

パスワードは、ストレージごとに設定できます。パスワードは、ストレージを新規に作成するときのみ設定できます。ストレージの作成後に、パスワードを変更・削除することはできますが、パスワードが設定されていないストレージに、作成後にパスワードを追加できません。

 

 

ストレージにパスワードが設定されている場合、以下の操作を行うタイミングでパスワードの入力画面が表示されます。

 

また、初めて以下の操作を行うタイミングで、パスワードの入力画面が表示されます。

 

適切なパスワードが入力された場合、以下の操作を行うまでの間は、再度パスワードを入力する画面を出すことはありません。

 

 

パッケージやファイルの登録

ストレージに参照および管理のパスワードが設定されている場合には、パッケージやファイルの登録には参照および管理のパスワードの入力が必要です。パッケージの登録時には、パッケージ内で利用されているMDGテクノロジーを登録できます。

詳細は、パッケージの登録のページをご覧下さい。

 

 

ストレージのコピー

既存のストレージをコピーし、別のストレージを作成できます。例えば、既存のストレージの内容を元に、別の部署や別の開発で活用したい場合に便利です。

注意:

クイックヘルプライブラリ・リファレンス情報ライブラリ・ソースコードライブラリの種類を変更したり、他のライブラリをクイックヘルプライブラリ・リファレンス情報ライブラリ・ソースコードライブラリに変更できません。

 

#

操作方法

1

コピー対象のストレージを開きます。

2

ツールバーの (名前をつけて保存) のボタンを押します。

3

パスワードが設定されている場合には、参照および管理のパスワードを入力して下さい。ストレージに名前をつけて保存ダイアログが表示されます。

4

「名前」の欄に、コピー先のストレージの名前を入力します。

5

「種類」の欄では、「未完成版を格納」と「完成版を格納」の種類のみ、相互に変更できます。

他の種類の場合、コピー元の種類から変更できません。

6

ストレージにパスワードを設定する場合には、パスワードの文字列を入力します。同じ内容を2カ所に入力してください。参照および管理のパスワードを設定した場合、参照のみのパスワードを設定できます。(詳細は後述)

7

OKボタンを押して下さい。

作成するかどうかの確認のメッセージが表示されます。作成してもよい場合は「はい」のボタンを押して下さい。

8

ストレージの作成を実行し、結果を表示します。

 

 

ストレージの設定を変更する

ストレージを作成後、以下の内容を変更できます。

 

なお、新規作成時にパスワードが設定されていない場合で、パスワードを新たに追加できません。

管理のパスワードを知らない場合、パスワードを変更したり削除したりできません。

 

注意:

クイックヘルプライブラリ・リファレンス情報ライブラリ・ソースコードライブラリの種類を変更したり、他のライブラリをクイックヘルプライブラリ・リファレンス情報ライブラリ・ソースコードライブラリに変更できません。

 

#

操作方法

1

対象のストレージを開きます。

2

ツールバーの (ストレージの設定の変更)ボタンを押します。

3

パスワードが設定されている場合には、参照および管理のパスワードを入力して下さい。ストレージの設定ダイアログが表示されます。

4

「種類」の欄は、必要に応じて「未完成版を格納」「完成版を格納」のいずれかを指定します。

  • 「完成版」は、格納する内容が完成形であり、パッケージが利用可能であることを示します。基本的には登録した内容は上書きしません。
  • 「未完成版」は格納されているパッケージは完成形ではなく、変更されることを示しています。登録したパッケージを上書きして更新できます。

5

操作のドロップダウンリストでは、変更内容を指定します。既定値の「なし」の場合には、パスワードに関する変更は行いません。以下のいずれかが選択できます。

  • パスワードの変更
  • 「参照のみの利用」のパスワードを削除する
  • ストレージのパスワードをすべて削除する

6

操作としてパスワードの変更を選択した場合には、変更対象のパスワードのチェックボックスにチェックを入れ、新しいパスワードを入力して下さい。

7

OKボタンを押すと、変更内容の確認するメッセージが表示されます。実行する場合には「はい」を押して下さい。

 

 

ストレージの削除

ストレージが不要になった場合や、誤って作成した場合などでストレージを削除する場合の手順は次の通りです。

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操作方法

1

対象のストレージを開きます。

2

ツールバーの (ストレージの削除)ボタンを押します。削除してよいか、確認のメッセージが表示されます。

3

「はい」を押した場合、パスワードが設定されている場合には、参照および管理のパスワードを入力して下さい。

4

削除を実行すると、ストレージと、そのストレージ内のすべてのパッケージ・ファイルが削除されます。この削除は元に戻すことはできません。

 

 

参照: