パッケージ内のクラスの一括読み込み・生成

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パッケージ内のクラスの一括読み込み・生成

Enterprise Architectでは、パッケージ内のクラスを一括で更新(ソースコードの生成あるいは読み込み)できます。

 

さらに、ソースコードから読み込んだモデルがある場合に、ソースコードの変更内容をモデル側に同期反映させたり、モデル側の変更内容をソースコードに反映させたりできます。

 

この同期の処理については、ユーザーのオプションダイアログの「属性と操作」グループの設定内容で動作が変わります。この設定では、例えば変更内容を自動的に反映させたり、無視したりするなどの動作の指定ができます。また、確実な同期ができない場合に、確認のためのダイアログを表示するかどうかの設定などもできます。この同期についての動作の具体的な例を2つ挙げます。

 

 

このように、同期機能を利用すると、ソースコードとモデルを自由に同期できます。

 

 

利用手順:

リボン

コード > ソースコード > 同期 > パッケージ

 

 

詳細:

パッケージ内のクラスの一括更新ダイアログでは、以下の内容を指定し、処理を実行できます。

 

項目

説明

更新内容

希望する動作として、「モデルからソース」(ソースコードの生成あるいは同期)か、「ソースからモデル」(クラス要素の生成あるいは同期)のいずれかを選択します。

子パッケージも対象

指定したパッケージに含まれる子パッケージ内のクラスも対象にするかどうかを指定します。

OK

OKボタンを押すと、処理を実行します。

Enterprise Architectの内部では、以下のような方法で、差があるかどうかを確認し、差がある場合には変更を反映します。

 

  • まず、モデルからソースコードを内部的に生成します。
  • 内部的に生成したソースコードと、既に存在するソースコードに差があるかどうかを確認します。
  • モデルからソースの生成の場合で、ユーザーのオプション設定によっては、確認のダイアログを表示します。

 

その後、変更がある場合には、変更を反映します。

差がない場合には何も処理を行いません。

 

 

手順:

#

操作方法

1

同期の対象となるルートパッケージをモデルブラウザから選択します。

2

上記の利用手順を実行します。

 

 

3

パッケージ内のクラスに対して、「モデルからソース」(フォワードエンジニアリング)を行うのか、「ソースからモデル」(リバースエンジニアリング)を行うのか選択します。

4

対象に「子パッケージも対象」にするかどうかを選択します。

5

OK ボタンを押すと処理を開始します。

 

選択された項目に従って、モデルあるいはソースコードを更新します。

 

注意:

  • ソースコードの同期機能は、メソッド(操作)の内部には影響しません。振る舞い図からのコード生成は、ファイル全体を生成する場合にのみ動作します。振る舞い図からのコード生成の結果を同期できません。(自動的に追加された属性や操作がクラスに追加され、次回生成時に二重に生成されてしまいます。)
  • セキュリティ(アクセス権)機能が有効の場合には、ソースコードやDDLの生成のアクセス権が必要です。

 

 

参照: