凡例要素で運ばれる要素の色づけ

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凡例要素で運ばれる要素の色づけ

凡例要素を利用することで、ダイアグラム内の要素や接続に対して、指定した条件で色づけすることができます。しかし、Enterprise Architectの機能では、運ばれる要素に応じて接続を色づけすることはできません。

 

SysMLアドインの機能を利用することで、運ばれる要素に応じて色を設定し、どの要素が運ばれているかをわかりやすく可視化できます。対象の接続の種類はコネクタおよびオブジェクトフローです。

 

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操作方法

1

ダイアグラム内に凡例要素を作成します。

2

凡例要素のプロパティで、「接続」タブで条件と色を指定します。「値」として、運ばれる要素の型名を入力してください。あわせて、「線の色」および「線の幅」を指定します。

「フィルタ」および「適用先」には何も設定しないでください。(作成直後の内容から変更しないでください。)

3

「設定色を自動適用」のチェックを入れてください。
(「フィルタ」が空のため、Enterprise Architectの標準の自動適用の動作は行われません。)

4

ダイアグラム内で右クリックし、「アドイン・拡張」→「SysML」→「凡例要素の適用」を実行してください。設定した内容に応じて色が設定されます。

 

 

注意:

  • この色づけの動作は、処理速度の関係もあり、凡例の内容の変更やダイアグラム内の内容の変更後に自動で凡例の設定内容が適用・更新されることはありません。変更の都度、「凡例要素の適用」コマンドの実行が必要です。
  • このアドインの機能は、凡例要素による色づけと異なり、ダイアグラム内の接続に色を直接設定しています。そのため、凡例要素の自動適用を無効にしたり凡例要素をダイアグラムから削除したりしても、設定した色は維持されます。
  • この機能を実行すると、接続に対するダイアグラムごとの色設定および線の太さは初期化され、凡例で設定した条件を満たさない接続については、すべて既定の色になり、太さは1になります。
  • 「線の色」および「線の幅」について、「自動設定」のチェックが外れている場合には、適用の対象外となります。
  • 条件を満たす凡例要素がダイアグラム内に複数ある場合には、最も前面にある凡例要素が対象となります。
  • 1つのコネクタあるいはオブジェクトフローに複数の運ばれる要素が設定されている場合には、色の設定の対象外となります。