スパークスシステムズ ジャパンでは、Enterprise ArchitectでSysMLを利用するにあたり、不足する機能や処理・便利な機能などを「SysMLアドイン」として追加しています。主な追加内容は以下の通りです。
(利用できない機能がある場合、最新バージョン・ビルドを利用しているかどうかご確認ください。)
- いくつかの種類の要素をダブルクリックした場合に、便利な独自プロパティダイアログを表示する
- Enterprise Architectの検索機能やExcel形式の出力で、モデルの情報を一覧として出力する
- ポートに向きを設定する場合に、向きの情報を保存するためのインターフェースブロック要素を自動的に作成する
- ブロック定義図・内部ブロック図・パラメトリック図・アクティビティ図に対して、レイアウトを自動調整する
- 要求要素を新規作成時に、自動的にプロパティダイアログを表示する
- 要求要素のIDを自動設定する
- ブロック定義図などで、集約やコンポジションを作成する場合に、自動的に矢印を表示できるようにする
- 包含(ネスト)の作成時に、Enterprise Architectの標準の動作と向きを逆にする
- アイテムフローの作成や編集を効率よく行う
- 内部ブロック図でコネクタを作成時に、ターゲット側に自動的にポートを付加する
- 内部ブロック図のプロパティから、関係するダイアグラムを表示できるようにする (「図へのリンクを追加」)
- ダイアグラムを新規に作成する場合などで、要素の区画表示を自動設定する
- 状態要素のentry/do/exitアクションに振る舞い要素が結びついている場合、これらのアクションをダブルクリックすると、振る舞い要素が持つダイアグラムを開く
- モデルブラウザからダイアグラム内へのドラッグ&ドロップ機能の強化
- 要求を要素にドロップすることで、割り当てや充足の接続を追加する
- シグナルをインターフェースブロックにドロップすることでフロープロパティを作成する
- シグナルをアクティビティあるいはアクションにドロップすることでアクティビティパラメータあるいはアクションピンを作成する
- シグナルやバリュー型をアクティビティあるいはアクションにドロップすることで、アクティビティパラメータあるいはアクションピンを作成する
- シグナルをアクティビティ図にドロップすることで、シグナル送信アクションを作成する
- トリガをアクティビティ図にドロップすることで、イベント受信アクションを作成する
- 相互作用や状態マシンをアクティビティ図にドロップすることで、振る舞い呼び出しアクションを作成する
- 相互作用・状態マシン・アクティビティをステートマシン図の遷移にドロップすることで、その遷移の「効果」に設定
- インターフェースブロック要素をモデルブラウザからドロップしてポートを作成する場合には、自動的に代理ポートに設定する
- ブロック要素をモデルブラウザからドロップしてポートを作成する場合には、自動的に完全ポートに設定する
- これらの動作は、Ctrlキーを押しながらドロップすることで、SysMLアドイン独自の動作にはならず、Enterprise Architectの通常の動作になります
- Enterprise Architectのバグ・考慮漏れの回避
- ブロック要素をアクティビティパーティションの型(分類子)として利用している場合に、ブロック要素にポートを追加するとアクティビティパーティションにもポートが追加されてしまうバグの回避策として、プロジェクトを閉じる際にこのポートを自動削除する
- 内部ブロック図の新規作成時に、利用されることの少ない区画を既定で非表示に設定する (表示になっていると、特定の操作で区画とその内容が表示され、図が崩れるため)
いくつかの機能は、SysMLアドインメニューからの呼び出し、あるいはSysMLアドインメニューから動作の設定を変更できます。