パラメータの値ダイアログの利用

<< 目次を表示 >>

ページ位置:  シミュレーション > ビジネスプロセスシミュレーション (BPSim) > BPSimの設定の概要 >

パラメータの値ダイアログの利用

プロパティの値の設定ダイアログは、BPSimで定義されているさまざまなパラメータを指定し、その値を定義するために利用します。単純な値の設定から、複雑な形式の値の設定まで利用できます。

 

このダイアログのタイトルバーには、設定対象の項目名が表示されます。

 

利用手順:

その他

BPSimの設定ダイアログ | 観点の選択 | 対象の要素の選択 | プロパティタブの選択 | 値欄をクリックして参照()ボタンを押す

 

 

定数タブ

定数タブでは、パラメータに特定の値を割り当てます。数値や文字列・時間などが選択できます。

 

 

以下のいずれかの型を選択できます。

 

型を選択すると、その型に応じて右側の入力欄が変化します。また、型によっては単位を入力できます。型によってはドロップダウンリスト形式で値を選択できます。

 

 

離散値タブ

このタブは、パラメータの値を得るために統計的手法を利用する場合に利用します。選択肢として表示される項目を一覧から選択すると、その項目に応じた入力欄が表示されます。どの選択肢を選んだ場合でも、単位の指定が必要です。

ビジネスプロセスを作成中の時点にはこの分布タブで設定する項目を利用することは不要ですが、シミュレーションを実行する場合には必要となる場合があります。

 

以下のいずれかを選択できます:

 

 

表現タブ

表現タブでは、XPATH1.0形式で明示的な値・操作・関数などを結合し、実行時に値を取得できます。BPSimでは、XPATHに対して追加の関数が利用できます。それぞれのパラメータは{と}で囲む必要があります。

 

例 1:  c = a + b + 10 を表現するために、次の表現をプロパティ"c"に対して割り当てます。

{a} + {b} + 10

 

ここで、 "a" と "b" はBPSimモデル内で定義されているプロパティです。

 

例 2: c = t - p * (a - b)2 を表現するために、次の表現をプロパティ"c"に対して割り当てます。

{t} - {p} * Math.pow({a} - {b}, 2.0)

 

注意:

この表現でのシミュレーションを実行する場合には、Javaのビルトイン関数Math.pow()を利用するので、言語としてJavaを選択してください。

 

 

列挙タブ

列挙タブでは、定数値の列挙を定義できます。列挙として指定する値は、実世界に存在する値や分析やシミュレーションで得られる過去のデータなどから構成します。列挙値に対して処理が行われる場合、過去に返した値の次の値を返します。

 

列挙として定義するそれぞれの値を入力したら、その都度保存ボタンを押して下さい。そして、新規ボタンを押して既存の入力内容を消去し、次の内容を入力して下さい。以下の種類が選択できます。