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ビジネスプロセスシミュレーション (BPSim) の設定は、BPSimシミュレーション要素に対して設定し、設定内容はこの要素に保存されます。シミュレーション対象となるBPMNモデルが含まれるパッケージ内に作成します。
ビジネスプロセスモデルの作成
それぞれのBPSimの設定は、BPMNで表現された既存のビジネスプロセスと関連づけて作成します。そのため、まずシミュレーションを実行する対象のモデルを作成するか、既存のモデルを読み込む必要があります。BPSimの設定を実行した後も、BPMNのモデルを編集できます。モデルを編集すると、設定にも即時反映されます。
下の例は、BPMN2.0で作成したモデルの例です。このような内容を作成し、シミュレーションを実行できます。
ビジネスプロセスシミュレーションのための要素の作成
まず、作成対象となるダイアグラムを開きます。ツールボックス内の「シミュレーション」グループに、BPMNシミュレーション要素が含まれていますので、ダイアグラム内にドラッグ&ドロップして配置して下さい。
BPMNシミュレーション要素を作成する際には、基本構成を定義するシミュレーション要素を1つ作成します。同時に、シミュレーションの特定の状況を想定したバリエーションや他の追加設定を含む他のシミュレーション要素を作成するかどうかを検討します。ベースとなるシミュレーション要素と派生となるシミュレーション要素の間に汎化の接続を作成し、派生となるシミュレーション要素がベースとなるシミュレーション要素で定義したデータを継承するようにします。こうすることで、シミュレーション要素を作成するたびに設定全体を再定義する必要がなくなります。
要素をダブルクリックし、適切な名前(例では「Base BPSim Configuration」)を付けます。
ビジネスプロセスシミュレーションの設定
設定対象の成果物要素を、ダイアグラム内かモデルブラウザ内で右クリックし、「BPSimの設定」を選択します。BPSimの設定サブウィンドウが表示されます。ツールバーのパッケージボタンからシミュレーションの設定を行うモデルが含まれるパッケージを選択して下さい。
Durationのパラメータの指定は必須です。シミュレーションの完了に十分なだけの数値(期間)を指定して下さい。例えば、もしシミュレーション対象のプロセスの実行に(シミュレーション内の時間として)3時間かかるとした場合、Durationの値は3時間よりも大きな値を指定して下さい。
表示される要素や内容は、選択している観点によって変わります。異なる観点に変更する場合には、希望するタブを選択して下さい。
また、他のサブウィンドウを連結させたり重ねたりして配置できます。表示したままダイアグラムやモデルブラウザに対して操作できます。
参照: