Webベースの設定ツール

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Webベースの設定ツール

Proクラウドサーバの設定は、Webブラウザを利用して行うこともできます。この機能を"WebConfig"と呼びます。

 

注意:

WebConfigのページは、すべて英語でのみ表示されます。このヘルプには、WebConfigの個々のページの詳細な説明はありません。WebConfigはアプリケーションの設定ツールとほぼ同じ設定ができますので、個々の項目の意味は「アプリケーションの設定ツール」のヘルプの該当ページをご覧ください。

 

設定の手順

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説明

1

Proクラウドサーバをインストールしていなければ、先にProクラウドサーバをインストールする必要があります。Proクラウドサーバをインストールすると、WebConfigのファイルもインストールされます。

 

インストール後に、 インストールディレクトリ (例 C:\Program Files\SparxSystems Japan\Pro Cloud Server\WebConfig) にWebConfig のフォルダとWebサイトのファイル群がありますので、このフォルダごとWebサーバのコンテンツとして認識されるフォルダにコピーします。一番簡単な方法は、Proクラウドサーバ・WebEAと同じマシンにWebConfigを構築することです。

2

必要に応じて、Webサーバに、上記の条件に記載のPHPのモジュールをダウンロードします。

 

なお、XAMPP を利用する場合には、上記の条件に記載のPHPのモジュールはすべて含まれます。 以下のURLからダウンロードできます。
https://www.apachefriends.org/download.html

 

WebConfigでは、XAMPPの最小限のインストールのみで動作します。ApacheとPHPのみを有効にしてインストールしてください。それ以外のすべてのコンポーネントは不要です。

注意:

XAMPPは、主に開発用・学習用として提供されています。そのため、含まれるコンポーネントにセキュリティ上の問題を含む場合もあります。実環境でProクラウドサーバを利用する場合には推奨しません。

3

Webサーバが正しく動作するように設定します。これには、Webサーバが利用するポートの設定やファイアウォールの設定・セキュリティの設定などが含まれます。詳細はこのヘルプの範囲外となります。

XAMPPを標準の設定でインストールする場合には、ポートは80番を利用します。また、コンテンツを配置するフォルダは 'C:\xampp\htdocs' になります。このフォルダにはすでにいくつかのファイルやフォルダが含まれますが、WebConfigではそれらの規程のファイルは利用しません。不要であれば削除してください。

4

WebConfig のフォルダを、ProクラウドサーバのインストールディレクトリからWebサーバのコンテンツを配置するフォルダにコピーします。 (例: C:\xampp\htdocs)

5

WebConfig フォルダをコピーしたら、そのフォルダ内にある設定ファイル settings.php をテキストエディタで開きます。以下の設定項目と値を、必要に応じて調整してください。

 

  • $sProtocol = 'http';

Proクラウドサーバと通信をするプロトコルです。

  • $sServerName = 'localhost';

Proクラウドサーバの名前あるいはIPアドレスです。

  • $sPort = '804';

Proクラウドサーバと通信をするポートです。

  • $sEnforceCerts = 'true';

Proクラウドサーバと通信をする場合にSSL(https)を利用する場合に、trueを設定すると証明書が正しいかどうか顕彰します。falseの場合には、自己証明書のような適切ではない場合でも利用できます。

 

これらの設定で、WebConfigとProクラウドサーバとの通信を定義します。なお、既定値ではProクラウドサーバはWebサーバと同じマシンに存在し、HTTP・ポート1804で通信します。つまり、この条件が同じであれば、設定ファイルを編集する必要はありません。

なお、場合によってはここで設定した値と一致するように、Proクラウドサーバ側の設定ファイル SSProCloud.config を確認する必要があるかもしれません。

6

設定がすべて完了したら、Webブラウザで http://{yourwebserver}/WebConfig/index.php を開きます。このURLの '{yourwebserver}' はWebサーバの名前あるいはIPアドレスを指定してください。

すべての設定が正しく完了していれば、WebConfigのページが表示されます。Proクラウドサーバ側で、設定のためのパスワードを指定している場合には、そのパスワードを入力するための画面が表示されます。

 

 

WebConfigのシステム要件

WebConfigを利用するためには、以下の条件を満たすことが必要です。

 

 

なお、これらの条件はWebEAと同じです。WebEAが動作しているサーバにWebConfigも配置して動作させることも可能です。

 

 

複数のProクラウドサーバのサービスの管理

WebConfigでは、settings.phpファイルに定義されている既定のProクラウドサーバに接続します。追加の'server'パラメータを利用することで、異なるProクラウドサーバに接続し設定を行うこともできます。この方法を利用することで、単一のWebConfigで複数のProクラウドサーバを管理できます。

 

例えば、WebConfigのURLが以下のURLとします。

http://sparx-pcs1/webconfig/index.php

 

この場合に、次のようなURLにすることで、異なるProクラウドサーバ 'sparx-pcsdemo' に接続できます。

http://sparx-pcs1/webconfig/index.php?server=http://sparx-pcsdemo:1804

 

このURLの場合には、以下のProクラウドサーバに接続します。

 

Protocol: http

Server name/IP: sparx-pcsdemo

Port: 1804

 

なお、HTTPSの接続については、settings.phpファイルの $sEnforceCerts の設定が利用されます。

 

通常は、Proクラウドサーバの設定は、Proクラウドサーバと同じマシンからのみ可能にしておくことをおすすめします。

 

 

参照: