<< 目次を表示 >> ページ位置: API・アドイン・スクリプト > API > リファレンス > ダイアグラム > Diagram |
DiagramはEAの1つのダイアグラムに対応します。PackageのDiagramsコレクションを通して利用できます。Diagramはダイアグラム内のオブジェクトや接続をコレクションとして保持しています。DiagramObjectsコレクションに追加することで、新しいダイアグラムを作成できます。
新しいダイアグラムを追加する場合には、ダイアグラムの種類を指定する必要があります。以下の項目は一例です。BPMNやSysMLなどのアドインなどを追加すると、これ以外のダイアグラムを作成できます。
対応するダイアグラム |
|
Activity |
アクティビティ図 |
Analysis |
分析図 |
Collaboration |
コミュニケーション図 |
Component |
コンポーネント図 |
CompositeStructure |
コンポジット構造図 |
Custom |
カスタム図 |
Deployment |
配置図 |
InteractionOverview |
相互作用概要図 |
Logical |
クラス図 |
Object |
オブジェクト図 |
Package |
パッケージ図 |
Sequence |
シーケンス図 |
Statechart |
ステートマシン図 |
Timing |
タイミング図 |
Use Case |
ユースケース図 |
UML1.4のコラボレーション図は、UML2.0以降はコミュニケーション図になりました。
プロジェクト内の関係するテーブル: t_diagram
属性
属性 |
型 |
R/W |
説明 |
Author |
string |
RW |
ダイアグラムの作者です。 |
CreatedDate |
DateTime |
RW |
ダイアグラムの作成日時です。 |
cx |
int |
RW |
ダイアグラムに設定されている、用紙サイズの横方向の幅です。 この幅で、背景に境界線が描画されます。(既定値: 800) |
cy |
int |
RW |
ダイアグラムに設定されている、用紙サイズの縦方向の幅です。 この幅で、背景に境界線が描画されます。(既定値: 1100) |
DiagramGUID |
object |
RW |
ダイアグラムのGUIDです。 |
DiagramID |
int |
R |
ダイアグラムのIDです。 |
R |
ダイアグラム内に存在する要素が持つ接続のコレクションです。 |
||
DiagramObjects |
R |
ダイアグラム内に存在する要素のコレクションです。 DiagramObjectはダイアグラム内の要素を表し、位置や大きさなどの情報が含まれています。 |
|
ExtendedStyle |
string |
RW |
拡張スタイルです。指定できる内容は、「ダイアグラムのプロパティの既定値」のページのpdataの項目と同じです。 |
FilterElements |
string |
RW |
カンマ区切りでElementIDを指定すると、指定されていないダイアグラム内の要素は薄く表示されます。別の内容を指定すると更新されます。空文字列を指定するか、ダイアグラムを閉じるとフィルタを解除できます。 (ビルド1300以降で利用可能) |
HighlightImports |
bool |
RW |
別のパッケージの要素に対してパッケージ名を表示するかどうかを指定します。 |
IsLocked |
bool |
RW |
ダイアグラムがロックされているかどうかを指定します。 |
MetaType |
string |
RW |
MDGTechnology利用時にステレオタイプによって指定されるドメイン固有のメタタイプです。 (ビルド1300以降で編集可能) |
ModifiedDate |
DateTime |
RW |
ダイアグラムの最終変更日時です。 |
MousePoint |
stirng |
R |
(ビルド1500以降で利用可能) |
Name |
string |
RW |
ダイアグラムの名前です。 |
Notes |
string |
RW |
ダイアグラムのノートです。 |
ObjectType |
R |
このオブジェクトの種類を区別するために利用できる値です。 |
|
Orientation |
string |
RW |
ページの印刷の向きです。"P"(縦)か"L"(横)を指定します。 |
PackageID |
int |
RW |
ダイアグラムが格納されているパッケージのIDです。 |
PageHeight |
int |
R |
ダイアグラムの縦方向のページ数です。 |
PageWidth |
int |
R |
ダイアグラムの横方向のページ数です。 |
ParentID |
int |
RW |
このダイアグラムを保持している要素のIDです。 例えば、シーケンス図がユースケース要素の下に配置されるような場合です。 |
Scale |
int |
RW |
拡大率です。既定値は100です。 |
SelectedConnector |
RW |
ダイアグラム内で選択されている接続を返します。選択されていない場合にはnullが返ります。
ビルド1300以降では、nullを設定することで選択の解除が可能です。 |
|
SelectedObjects |
R |
ダイアグラム内で選択されている要素のコレクションです。コレクションの項目をDeleteすることで、選択解除となります。 AddNewをすることで、選択されている項目が増えます。なお、AddNewメソッドの第一引数は、選択する要素のElement.ElementIDを文字列として指定してください。第2引数は無視されます。 (例: Diagram.SelectedObjects.AddNew("100","") → ElementIDが100の要素を選択します。) |
|
ShowDetails |
int |
RW |
ダイアグラムの詳細を表示するかどうかを指定します。 1=表示・0=非表示 |
ShowPackageContents |
bool |
RW |
パッケージの中の要素を表示するかどうかを指定します。 |
ShowPrivate |
bool |
RW |
Privateの属性・操作を表示するかどうかを指定します。 |
ShowProtected |
bool |
RW |
Protectedの属性・操作を表示するかどうかを指定します。 |
ShowPublic |
bool |
RW |
Publicの属性・操作を表示するかどうかを指定します。 |
Stereotype |
string |
RW |
ダイアグラムのステレオタイプです。 |
StyleEx |
string |
RW |
拡張スタイルです。指定できる内容は、「ダイアグラムのプロパティの既定値」のページのstyleExの項目と同じです。 |
Swimlanes |
string |
RW |
ダイアグラムに設定されているレーンの情報です。 詳細な情報を得る場合や設定を変更する場合には次のSwimlaneDef 属性を利用してください。 |
SwimlaneDef |
R |
ダイアグラムに設定されているレーンの詳細情報です。 |
|
Type |
string |
R |
ダイアグラムの種類です。 プロジェクト内のt_diagramtypesテーブルもご覧ください。 |
Version |
string |
RW |
ダイアグラムのバージョンです。 |
操作
操作 |
戻り値の型 |
説明 |
||
ApplyGroupLock (string aGroupName) |
bool |
このダイアグラムに対して、グループを指定してグループロックを設定します。 ロックの設定に成功した場合には、trueが、失敗した場合にはfalseが戻ります。GetLastErrorで失敗原因を確認できます。
引数:
|
||
ApplyUserLock() |
bool |
このダイアグラムに対して、現在のユーザーでユーザーロックを設定します。 ロックの設定に成功した場合には、trueが、失敗した場合にはfalseが戻ります。GetLastErrorで失敗原因を確認できます。 |
||
FindElementInDiagram (int ElementID) |
bool |
指定した要素をダイアグラム内で選択状態にすると同時に、必要に応じてその要素が表示されるようにダイアグラムの表示範囲を調整します。「選択可能」になっていない要素にも対応しますが、選択状態にはなりません。
指定された要素が見つかった場合にはtrueを返します。指定された要素が見つからなかった場合にはfalseを返します。 (ビルド1300以降で利用可能)
引数:
|
||
GetDiagramObjectByID (int ID, string DUID) |
指定したIDの要素がダイアグラム内に存在する場合、その要素のDiagramObjectを返します。
引数:
|
|||
GetElementByGrid (int gridX, int gridY) |
ダイアグラムがグリッド形式で表示されている場合に、指定した位置のグリッドの要素を取得します。 指定した位置に要素がない場合にはnullが返ります。 (ビルド1600以降で利用可能)
引数:
|
|||
GetElementByName (string Name) |
名前を指定して要素を取得します。同名の要素が複数ある場合、いずれかの要素を取得します。 指定した名前の要素がない場合にはnullが返ります。 (ビルド1600以降で利用可能) 引数:
|
|||
GetObjectByGrid (int gridX, int gridY) |
object |
ダイアグラムがグリッド形式で表示されている場合に、指定した位置のグリッドのオブジェクトを取得します。 指定した位置に要素がない場合にはnullが返ります。 (ビルド1600以降で利用可能)
引数:
|
||
GetLastError() |
string |
最後に発生したエラーの詳細情報です。 |
||
HitTest (string xy, int type) |
ダイアグラム内の指定した位置にある、指定した種類の項目を取得します。 (ビルド1500以降で利用可能)
引数:
|
|||
ReadStyle (string StyleName) |
string |
ダイアグラムのスタイルについて、指定したスタイルの情報を取得します。 エラーが発生した場合には、GetLastError()で情報を取得できます。
引数:
|
||
ReleaseUserLock() |
bool |
このダイアグラムに設定されたユーザーロックやグループロックを解除します。 ロックの解除に成功した場合には、trueが、失敗した場合にはfalseが戻ります。GetLastErrorで失敗原因を確認できます。 |
||
ReorderMessages() |
なし |
ダイアグラム内のシーケンスメッセージやコミュニケーションメッセージの番号を調整します。メッセージの追加あるいは削除後に実行してください。 このメソッドは、対象のダイアグラムが表示されている状態で実行してください。 |
||
SaveAsPDF (string FileName) |
bool |
ダイアグラムの内容をPDFの形式で出力します。成功した場合にはtrueが戻ります。
引数:
|
||
SaveImagePage (int X, int Y, int sizeX, int sizeY, string Filename, int Flags) |
bool |
ダイアグラム内の、指定したページの内容のみを画像として保存します。 成功した場合にはtrueが戻ります。失敗した場合にはfalseが戻り、理由はGetLastError()で取得できます。
引数:
出力形式は、ファイル名の拡張子で指定します。指定可能な拡張子は、BMP, EMF, PNGです。 |
||
ShowAsElementList (bool ShowAsList, bool Persist) |
bool |
ダイアグラムの表示について、通常の形式と一覧形式の切り替えを行います。ShowAsListにTrueを指定すると、一覧形式になります。 PersistにTrueを指定すると、対象のダイアグラムは常に指定した形式で表示されるようになります。それ以外の場合には、ダイアグラムを閉じると設定情報は破棄されます。
引数:
|
||
TranslateToDiagramCoordinate (string xy) |
string |
(ビルド1500以降で利用可能) |
||
Update() |
bool |
ダイアグラムの属性を変更した後に呼び出すメソッドです。 Falseが返された場合にはGetLastErrorメソッドで詳細な情報を取得できます。 |
||
VirtualizeConnector() |
bool |
対象の接続に対して、要素の複数配置の機能を実行します。この機能は、スタイルが「カスタム」の接続に対してのみ実行できます。そのため、このメソッドを実行した場合、接続のスタイルをカスタムに変更します。すべての引数の指定が必須です。 実行後には、対象の接続およびダイアグラムの両方に対して、Updateメソッドを実行する必要があります。
処理に成功するとTrueが返ります。失敗した場合にはFalseが返ります。 このメソッドを再度実行すると、複数配置は解除されますが、頂点の情報は残ります。
引数:
以下の内容は、ソース側の要素を複数配置する場合の例です。
function main() { var diagram as EA.Diagram; var conn as EA.Connector; diagram = Repository.GetCurrentDiagram(); if(diagram != null) { var connector as EA.Connector. connector = diagram.SelectedConnector; diagram.VirtualizeConnector(connector. ConnectorID,1, 100, 150); connector.Update(); diagram.Update(); Repository.ReloadDiagram(diagram.DiagramID); } else { Session.Output("Script requires a diagram to be visible"); } } main(); |
||
WriteStyle (string StyleName, string StyleValue) |
なし |
このダイアグラムのスタイルを設定します。 エラーが発生した場合には、GetLastError()で情報を取得できます。
引数:
|