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ベースラインとして保存する情報は、既定の動作ではプロジェクト内に保持されます。パッケージの内容をベースラインとして保存する場合には、その時点での内容がプロジェクト内に格納されます。小規模の設計ではこの方法で問題はありませんが、より大規模な設計では、ベースラインとして保存する内容の増加への対応やベースライン情報を他の人が参照しやすいようにする対応が必要となります。ベースライン機能をパッケージリポジトリに格納することで、場所を問わず保存・利用ができます。パッケージリポジトリはProクラウドサーバの機能の1つです。無料で利用できます。
ベースライン機能としての基本機能は、パッケージリポジトリに格納する場合でも変わりません。パッケージリポジトリに格納することで、プロジェクトを超えてパッケージを共有・利用することができます。また、パッケージリポジトリに格納した内容は検索することも可能であり、内容の確認も容易です。
パッケージリポジトリにベースラインを格納する場合には、「パッケージリポジトリ - ベースライン」タブで操作を行います。タブ内の「ベースラインブラウザ」タブには、モデルブラウザで選択されているパッケージに関するベースライン情報が表示されます。コンテキストメニューやボタンなどで操作ができます。
一覧内でベースラインを選択すると、タブ内下部の領域にベースライン情報の詳細が表示されます。
タブ内の表示内容を最新の情報に更新するには、タブ内のツールバーの ボタンを押してください。
パッケージリポジトリにベースライン情報を格納するためには、事前にプロジェクトのオプションで格納先となるProクラウドサーバとストレージを指定する必要があります。
利用手順:
リボン |
モデル > パッケージ > 操作 > ベースラインの管理 |
キーボード |
Ctrl + Alt + B |
ベースラインの管理
「パッケージリポジトリ - ベースライン」タブの内容は次の通りです。
項目 |
説明 |
リポジトリ |
ベースラインを保存するリポジトリです。プロジェクトのオプションで指定します。 |
ストレージ |
ベースラインを保存するストレージです。プロジェクトのオプションで指定します。 |
パッケージ |
ベースラインの管理対象のパッケージ名です。 (参考:モデルブラウザ) |
すべての内容を表示 |
このボタンを押すと、ベースライン専用のパッケージリポジトリではなく、通常のパッケージリポジトリの機能に移行します。ストレージ内に格納されている他のパッケージの情報も参照できます。 (参考:登録されているパッケージの参照) |
ベースラインブラウザ |
このタブには、対象のパッケージについて、既に登録済みのベースラインの情報が表示されます。 一覧でベースラインを選択すると、そのベースラインの詳細がベースラインブラウザの一覧の下にあるタブに表示されます。 この一覧のヘッダを右クリックして「フィルタバーの表示/非表示」を選択することで、一覧にフィルタバーが表示されます。フィルタバーに文字列を入力することで、その内容での絞り込みができるようになります。 |
新規 |
このボタンを押すと、新規にベースラインを追加します。 ツールバーの ボタンをクリックしても、新規にベースラインを作成できます。 |
比較 |
このボタンを押すと、差分比較の機能を実行し、選択したベースラインと現在のモデルの内容とを比較します。比較結果は別のタブで表示されます。
なお、以下の方法でも実行できます。
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戻す |
このボタンを押すと、選択しているベースラインの内容にモデルを戻します。現在のモデルの内容は上書きされます。
なお、以下の方法でも実行できます。
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戻した後に比較を実行 |
この項目にチェックを入れると、指定したベースラインに戻した後に、ベースラインとモデルの内容の比較を実行します。 (参考:比較とマージ) |
注意: |
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参照: