モデル内のベースラインの管理

モデルでベースラインを管理する場合、ベースラインの機能はすべてベースラインの管理ダイアログから呼び出せます。ベースラインの内容はプロジェクト内に圧縮された形式で保存されます。セキュリティ(アクセス権)機能が有効になっている場合には、ベースラインとして保存された内容は、ベースラインを管理するための必要な権限を持つすべてのユーザーが利用できます。

ベースラインをプロジェクトに保存するのは、小規模なチームや、ベースラインがまとまったチーム環境で使用される場合に適しています。ベースラインの内容を、より多くのユーザーと共有・管理する必要がある場合は、Proクラウドサーバに保存することで、多くのユーザーで共有して利用できます。

利用手順:

リボン	モデル > パッケージ > 操作 > ベースラインの管理
メニュー	モデルブラウザ内のパッケージを右クリック > パッケージの管理 > ベースラインの管理
キーボード	Ctrl + Alt + B

ベースラインの管理

ベースラインの作成・管理・利用はベースラインの管理ダイアログを通して行います。

項目	説明
対象パッケージ: <Name>	現在のベースラインの管理の対象になっているパッケージの名前です。また、このパッケージに対して作成されたベースラインを一覧で表示します。一覧では、バージョン番号の数字順あるいはアルファベット順に整列されます。内容が表示範囲に表示しきれない場合には、スクロールバーを利用して確認できます。
差分の表示	選択されているベースラインと現在のモデルの差分をモデルの比較機能で表示し、差分を表示できます。 (参考:ダイアグラムの変更内容を視覚的に確認)
ベースラインに戻す	選択したベースラインの内容に、現在のモデルを戻します。
新規ベースライン	新規にベースラインの作成します。
選択項目を削除	選択したベースラインを削除します。
ベースラインの参照	データベースリポジトリに作成されたプロジェクトを読み込みます。Windowsのデータソースを指定して、対象のリポジトリを指定する必要があります。指定したプロジェクトファイルを読み込みます。データベースリポジトリに作成されたプロジェクトを読み込みます。コーポレート版以上のエディションの機能です。どちらの場合でも、ダイアログ最下部の「プロジェクト:」に指定したプロジェクトが表示されます。これらの機能で別のプロジェクトを開いている場合には、「元のパッケージの内容を表示」の項目を選択することで、最初にこのダイアログを表示したときのパッケージのベースライン情報を表示できます。
ファイルの読込	既存のXMIファイルを読み込み、ベースラインとして追加します。
ファイルの出力	選択されているベースラインをXMIファイルとして出力します。
ファイルを指定して比較	現在のモデルと、過去に出力したXMIファイルを比較します。
パッケージを指定して比較	現在のモデルと、選択したパッケージを比較します。利用可能な状況でのみ、このボタンは表示されます。
オプション	比較に関する設定ダイアログを呼び出します。

注意:

ベースライン機能はコーポレート版以上で利用できます。