自動カウンター

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自動カウンター

モデルに対して新しい要素を作成する際には、要素の作成方法に応じて、要素の名前を付け方が変わります。例えば、以下のような動作になります。

 

 

必要に応じて、独自の命名規則を定義し、新規に作成する要素に対して自動適用できます。また、パッケージ内の要素に対して、定義した命名規則を一括適用できます。これにより、パッケージ内の指定した種類のすべての要素の名前を一度に簡単に変更できます。

 

 

 

パッケージ内に既存の要素があり、それらに新しい命名規則を適用できます。パッケージに含まれる指定した種類の要素に対して一度に変更を適用できます。

 

自動カウンターは主に名前に対して設定しますが、別名に対しても自動カウンターを適用できます。また、要素の種類だけでなく、要素のステレオタイプを指定して、対象を限定できます。

 

 

利用手順:

リボン

プロジェクト > リファレンス情報 > 設定 > 自動カウンター

 

 

自動カウンターの設定

項目

説明

種類

ドロップダウンリストから、対象となる要素の種類を選択します。

対象を限定

ステレオタイプ

特定のステレオタイプのみに対して適用したい場合には、選択ボタンを押してステレオタイプの選択ダイアログを表示されます。対象となるステレオタイプを1つ選択してください。

 

なお、自動カウンターは、種類とステレオタイプの組み合わせごとに指定できます。例えば、クラス要素でステレオタイプが<<block>>、つまりSysMLのブロック要素を対象に指定できます。

名前

名前の前につける文字列を指定します。(任意)

カウンター

カウンターの値を指定します。桁数に合致するように0を追加してください。例えば、000と設定すると、3桁の数値としてカウンターの値を生成します。

後ろ

名前の後につける文字列を指定します。(任意)

有効

この項目にチェックを入れると、要素の作成時に名前に自動的に設定したカウンターが適用されます。

チェックを入れない場合には、設定はそのまま保存されますが、要素の作成時に自動適用されることはありません。SysMLアドインの要求要素の自動名前設定を利用する場合には、チェックを入れないでください。

別名

別名の前につける文字列を指定します。(任意)

カウンター

カウンターの値を指定します。桁数に合致するように0を追加してください。

後ろ

別名の後につける文字列を指定します。(任意)

有効

この項目にチェックを入れると、要素の作成時に別名に自動的に設定したカウンターが適用されます。

チェックを入れない場合には、設定はそのまま保存されますが、要素の作成時に自動適用されることはありません。

保存

このボタンを押すと、設定した内容が保存されます。ダイアログがそのまま表示され、継続して作業ができます。

 

設置を有効にした場合には、名前と別名に対して作成時に自動適用されます。数値は自動的に1増加します。

 

  • ツールボックスから作成する場合には、その命名規則が自動適用されます。
  • モデルブラウザ内で作成する場合には、新規要素ダイアログの自動ボタンを押すと、命名規則に応じた名前が設定されます。
  • 既に名前や別名が設定されている場合には、上書きされます。

 

別名に設定した場合、ダイアグラムの設定で別名を表示するように設定すると、ダイアグラム内でも別名を確認できます。

 
(参考:パッケージ内に直接要素を追加ダイアグラムのプロパティ - ダイアグラムグループ)

保存して閉じる

このボタンを押すと、設定した内容が保存しダイアログを閉じます。

閉じる

このボタンを押すと、設定した内容は保存せずにダイアログを閉じます。

 

注意:

自動カウンターの機能を利用しない場合には、要素の種類名(メタクラス名)と数値の連番で初期の名前が決まります。ただし、この場合の数値の連番はパッケージの単位となります。

 

 

参照: