実行時の属性値

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実行時の属性値

実行時には、オブジェクトインスタンスでは、分類子の属性に対して個別の値を保持します。こうしたオブジェクトの属性値を示すには、オブジェクトの状態 および 属性値(スロット)の情報を利用します。

 

一般的にはオブジェクトの実行時の値は、関連付けられている分類子の属性に対して設定します。分類子の属性から対象を選択し、オブジェクトの取る値を指定します。もし分類子の子要素として状態マシンを持つ場合には、その状態をオブジェクトの状態として指定し、状態を明示します。

 

これらの設定についての詳細については「実行時の状態の設定」のページをご覧ください。

 

次の例は実行時の属性値を定義しています。これらの属性は、インスタンスの分類子であるAccountItemで定義されています。

 

 

 

利用手順:

リボン

  • ホーム > 画面 > プロパティ > プロパティ, 対象の要素を選択 > 実行状態 タブを開く
  • モデル > 要素 > サブウィンドウ > プロパティ, 対象の要素を選択 > 実行状態 タブを開く

コンテキストメニュー

対象の要素を右クリック | 属性・操作と付属要素 | 属性値(スロット)の設定

キーボード

  • Ctrl + Shift + R
  • Ctrl + 2 > 対象の要素を選択 > サブウィンドウの実行状態 タブを開く

 

 

実行時の属性値の設定

プロパティダイアログやプロパティサブウィンドウの「実行状態」グループでは、そのオブジェクトの分類子が持つ属性の名前が一覧に表示されます。初期状態では、それぞれの項目には内容は設定されていません。分類子が持つ属性の値を設定することもできますし、独自に属性名とその値を追加することもできます。一覧の背景で右クリックして「分類子で定義されている属性を非表示」を選択することで、分類子が持つ属性の情報をこの一覧に表示しないようにできます。

 

手順:

#

操作方法

1

「変数」の欄では、以下のいずれかの操作を行います。

  • 「新しい変数」の欄をクリックし、名前を入力します。
  • 既存の項目をクリックして選択します。

2

オペレータの欄では、以下のいずれかの項目を選択します。

  • 空欄 (オペレータなし)
  • <>
  • !=
  • <
  • <=
  • =
  • =>
  • >

3

「値」の欄に、その属性に対応する値を入力します。なお、オペレータが空欄の場合に値を入力すると、オペレータは自動的に「=」が設定されます。

4

必要に応じて、その項目の補足をノート欄に入力します。

5

必要に応じて他の項目を追加し、ダイアログを閉じます。

 

 

属性値の値を削除する

#

操作方法

1

対象の項目を一覧で右クリックし、「削除」を選択します。

(あるいは、対象の項目を選択して、Ctrl+Delキーを押します。)

2

閉じるボタンを押し、ダイアログを閉じます。

 

 

参照: