インテリセンスの検索

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インテリセンスの検索

Enterprise Architectは、ソースコードの内容からインテリセンス機能を利用するためのデータを生成するコード分析フレームワークを搭載しています。この仕組みを利用することで、ソースコードエディタで編集中に、必要に応じて動作解析の設定で定義されたインテリセンスのライブラリ内の文字列を検索できます。

 

 

利用手順:

以下の方法でファイル内の検索サブウィンドウを表示し、「コード分析」タブを選択

リボン

ホーム > 探索 > 検索 > ファイル内の検索

キーボード

Ctrl + Shift + Alt + F

 

 

コード分析タブ

このタブでは、さまざまなソースコードに対して一括で検索(クエリ)を行うことができます。対象となるソースコードは、事前にEnterprise ArchitectのCode Minerの機能を利用してデータベース化しておく必要があります。複数のデータベースをまとめたものをライブラリと呼びます。ライブラリは、Code Minerサービスを利用することでサーバ上に配置し、複数人で共用できます。データベースに対して実行可能なクエリはツールバーで選択できます。クエリは事前にコンパイルする必要はありませんので、必要に応じて自由に内容を参照・編集して実行できます。パラメータ(引数)を1つ持つクエリはソースコードエディタ内で選択されている文字列をパラメータとして取り込んで実行できます。また、複数のパラメータがある場合には、パラメータの値を手入力して実行できます。

 

最初の項目は、クエリライブラリ(mSQL)内で定義されている名前空間です。名前空間でクエリがグループ化されています。

 

 

次は、指定した名前空間に含まれるクエリをドロップダウンリストから選択できます。

 

 

その隣にあるエディットボックスは、パラメータの取得元を指定します。既定値では、ソースコードエディタで選択されている内容がパラメータとして渡されます。直接入力して指定できます。パラメータが複数ある場合には、カンマ区切りで入力します。

 

 

結果は一覧に表示されます。ソースファイルごとにグループ化して表示されます。

 

 

 

インテリセンスのライブラリ

インテリセンスのライブラリは、検索やコードベースのクエリに利用できる情報データベースです。このデータベースは、C++, Java, C#などの言語を利用している場合に、ソースコードから作成できます。ショートカットキーやコンテキストメニューから呼び出せます。

 

ライブラリの作成・更新・削除や追加は動作解析の設定で行うことができます。この機能が便利な場面の一例として、編集中のソースコードで参照・利用している別のソースコードの情報を簡単に呼び出したい場合があります。参照先となるソースコードの内容はそれほど大きく変わらないような場合には、この内容をデータベース化して参照できるようにすると便利です。参照先のファイルを直接検索して表示する場合と比べて、以下のようなメリットがあります。

 

 

 

Code Minerのクエリファイル

Code Mineのクエリは1つのファイルとして管理され、拡張子mFQLのファイルとして保存されます。Enterprise Architectのインストールディレクトリの config\codeminer にサンプルとしても利用できるファイルが配置されています。

 

クエリを編集する際には、事前にファイルをバックアップしておくことをお勧めします。

 

それぞれのクエリは関数として定義され、1つの名前空間に所属します。パラメータを持つこともできます。Enterprise Architect内でクエリの内容を編集すると、ツールバー内のコンボボックスの内容も自動的に更新されます。次の内容は、mFQL形式で記述されたクエリの例です。

 

 

 

参照: