WebEA クイックスタートガイド - IIS

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WebEA クイックスタートガイド - IIS

このWebEAクイックスタートガイドは、IISを利用する場合で、新しい環境にWebEAのインストールを実施し、一般的な設定で利用可能にするまでの流れを説明します。

 

このガイドでは、以下の内容を前提としています。

 

 

  1. Proクラウドサーバをダウンロードする

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操作方法

1.1

Proクラウドサーバを購入後、購入後に入手できる情報に従ってProクラウドサーバのインストーラをダウンロードします。

 

  1. Webサーバのインストール

#

操作方法

2.1

IISを有効にします。これらの手順の詳細は、MicrosoftのWebサイトなどをご覧ください。

2.2

インストールの画面に従って進み、 'Server Roles' の画面まで進みます。

'Web Server (IIS)' のチェックボックスにチェックを入れます。

他の内容は既定値のままで問題ありません。

2.3

'Microsoft Web Platform Installer'からPHP for IISをインストールします。以下のURLからダウンロードできます。

https://www.microsoft.com/web/downloads/platform.aspx

Microsoft Web Platform Installを実行し、'Products > Frameworks'を選択します。

必要なバージョンの PHP を選択します。 (例: 'PHP 8.0 (x64)')

追加ボタンを押し、インストールボタンを押します。

(必要なファイルをダウンロードし、インストールします。)

2.4

PHPが正しくインストールされているかどうかを確認します。以下のコマンドをコマンドプロンプトで入力します。

 

php -info

 

エラーが出る場合、最新の VS C++ 再配布モジュールがインストールされていないことが原因の場合があります。

2.5

PHPが正しく動作するかどうかを確認します。

2.6

WebEAで必要なPHPの拡張を有効にします。PHPをインストールしたディレクトリ(例: C:\PHP\) を開き、php.iniファイルをテキストエディタで開いてください。以下の行を探し、先頭にあるコメント記号(;)を削除してください。

 

;extension=curl

;extension=gettext

;extension=mbstring

;extension=openssl

 

補足:

  • PHPのバージョンによっては、 php.ini-development および php.ini-production のファイルがあり、php.iniファイルがない場合があります。この場合には php.ini-production ファイルをコピーし、php.ini に名前を変更してください。
  • 場合によっては ";extension_dir=" の行のコメント記号を削除し、適切なパスを指定してください。

 

  1. Webサーバの設定

IISの既定の設定では、Webサーバはポート80を利用し、Webの既定のフォルダは %SystemDrive%\inetpub\wwwroot (通常はC:\inetpub\wwwroot) になります。

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操作方法

3.1

追加の設定は不要です。インストールしているサーバ以外のマシンから、Webブラウザで開き、IISのデフォルトの画面が表示されることを確認してください。

WebEAでWindows認証を利用したい場合には、IISへの追加の設定が必要です。「WebEAでのWindows認証のためのIISの設定」のトピックをご覧ください。

 

  1. Proクラウドサーバのインストール

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操作方法

4.1

Proクラウドサーバのインストーラは、広く利用されているmsi形式のインストーラです。ダブルクリックするとインストールを開始できます。

注意:

インストールには管理者権限が必要です。そのほか、状況によってはインストール時に確認のメッセージが表示される場合があります。

4.2

インストールウィザードが起動しますので、次へボタンを押します。

4.3

使用許諾の内容確認し、同意できるようであれば次に進みます。

4.4

Proクラウドサーバについての情報が表示されますので、確認します。

4.5

カスタム設定の画面に変わりますので、このクイックスタートガイドでは設定を変更せず次に進みます。

4.6

実際のインストール処理を実行し、インストーラが終了します。

 

  1. Proクラウドサーバの設定

Proクラウドサーバのファイルは 'C:\Program Files\SparxSystems Japan\Pro Cloud Server\' にインストールされています。(64ビットOSの場合)

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操作方法

5.1

Windowsのスタートメニューの「Enterprise Architect」グループにある「Proクラウドサーバ 設定ツール」を起動します。

5.2

サーバのアドレスとして、 "localhost:1803" を、パスワードとして既定のパスワードである"pcsadm1n"を入力します。

OKボタンを押します。

5.3

製品を購入後、ライセンスを未取得の場合には、以下の手順でライセンスを申請します。

「ライセンス管理」のボタンを押します。表示される「Proクラウドサーバ ライセンス管理」画面で「ライセンス申請」ボタンを押します。内容を入力し、出力されるファイルをスパークスシステムズ ジャパンの販売窓口に送付してください。

 

ライセンスファイルを入手できたら、この画面の「追加」ボタンを押し、ライセンスファイルを追加してください。

5.4

最初の設定ツールの画面に戻り、「ポート」タブを開きます。

既に情報がある「1804」のポートを選択し、「編集」ボタンを押します。

「OSLCに対応」にチェックを入れてOKボタンを押します。

5.5

最初の設定ツールの画面に戻り、「プロジェクト」タブを開きます。

「追加」ボタンを押して「追加するプロジェクト」の欄に「fb-procloud.feap」と入力します。(これはファイル名ですので、他の名前でも構いません。名前を変更する場合、これ以降の設定についても変更が必要です。QEA形式を利用する場合には、拡張子をqeaにしてください。)

OKボタンを押して画面を閉じた後、一覧に追加された項目を選択し「編集」ボタンを押します。

「プロジェクトの設定」画面が表示されますので、「有効」と「OSLC,WebEA,外部ツール連携を利用する」にチェックを入れます。

チェックを入れた後、OKボタンを押して画面を閉じます。

(参考:プロジェクトの追加 - OLEDB/ODBC)

5.6

Proクラウドサーバのサービスを再起動します。

 

  1. WebEAのファイルのコピー

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操作方法

6.1

IISの既定の内容をC:\inetpub\wwwroot から削除します。

6.2

C:\Program Files\SparxSystems Japan\Pro Cloud Server\WebEA\ のディレクトリ内のすべてのファイルを、ディレクトリを変えずに C:\inetpub\wwwroot にコピーします。

6.3

IISを再起動します。 (IISの管理ツールで、接続先の一覧から対象のマシンを選択し、アクションから再起動を実行します。)

 

  1. WebEAの設定

 

これ以降の内容は、「WebEA クイックスタートガイド」と同じです。

 

完了

上記の手順で、WebEAを利用するための準備はすべて完了です。この内容は、とりあえずWebEAを利用するための最低限の設定ですので、必要に応じて設定ファイルを編集し、最適な設定になるようにしてください。設定の詳細は、このヘルプファイルの他の内容をご覧ください。