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Enterprise Architectは、ビジネス・テクノロジー・エンジニアリングに関連するシステムやソフトウェアをモデル化するために使用されます。モデルを作成する目的は、要件の特定・対象の分析・アーキテクチャの記述・クラスやデータベースの設計・既存のシステムの文書化など多岐にわたります。これらのモデルに関連するすべての成果物は、ファイル形式か、リレーショナルデータベースに保存できます。これらのモデルはすべて、プロジェクトと呼ばれる単一のリポジトリに格納され利用できます。プロジェクトには2つの基本的な形式があります。
Enterprise Architectはこれらの両方の形式が利用できます。
Enterprise Architectのプロジェクトは、1つまたは複数のモデルを保存・操作・管理するためのリポジトリです。プロジェクトは、ファイル形式にすることもできますし、大規模なDBMSシステムを利用することもできますし、クラウド上に配置できます。
項目 |
説明 |
プロジェクト |
Enterprise Architectにおけるプロジェクトとは、モデル(設計情報)・レビューなどのモデルに付随する設計支援情報・さまざまな設定(選択肢の既定値)などが1つにまとまったものです。 プロジェクトには、要素やダイアグラムなどのモデルを設計情報として格納します。最上位のパッケージをモデルルートと呼びます。モデルルートには、複数のパッケージが格納されます。 パッケージには別のパッケージをさらに含むことができますので、モデルの内容を階層的に管理できます。 |
モデルルート |
プロジェクト内に複数の製品に関する設計や異なる情報が含まれる場合には、モデルルートは複数存在します。モデルルートには、パッケージを作成するほか、「モデルテンプレート」を読み込んでモデルの内容をテンプレートから生成できます。 モデルテンプレートはプロジェクト内のどのパッケージにも追加できますが、モデルルートの直下に追加することが多いです。 |
モデルブラウザの構成の例 |
このように、それぞれのパッケージにはその目的に応じた内容が格納されます。Primary Use Caseのパッケージには、ユースケースが含まれます。 また、このパッケージにはユースケース図が格納されています。ユースケース図では、対象のシステム(ソフトウェア)の機能要求を表現しています。 その他のパッケージにも、さまざまな情報が階層的に格納されています。それぞれのパッケージには、1つないしは複数のダイアグラムが含まれています。 パッケージに含まれる要素は、要素間の関係を示す接続が定義されています。それぞれの要素については、属性や操作などが定義されています。その他、プロパティダイアログではさまざまな情報の設定が可能です。 |
参照: