画像の管理

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画像の管理

ダイアグラムにUMLの要素を配置すると、その要素はUMLの仕様に基づいて表示されます。また、SysMLなど他の記法の要素についても同様に、その記法の仕様に沿って表示されます。その表現を画像で置き換えることができます。例えば、カスタムの背景画像をダイアグラムに追加したり、ルーターやPCの画像をUML要素に表示したりできます。これらの代替イメージは、画像の管理ダイアログで管理します。画像は、以下のいずれかの方法で適用できます。

 

 

登録されている画像を確認するには、ダイアログの一覧内の画像をクリックしたり、カーソルキーで選択されている画像を変更したりします。選択した画像のプレビュー画面がダイアログの右上に表示されます。一覧の項目をダブルクリックすると、元のサイズで画像を確認できます。

 

また、OSのファイルマネージャー(Windowsであればエクスプローラ)から画像ファイルをダイアグラムにドラッグして表示できます。詳細については「外部ファイルに関連する成果物要素の作成」のヘルプトピックを参照してください。

 

 

利用手順:  

リボン

プロジェクト > リファレンス情報 > 画像の管理

コンテキストメニュー

  • ダイアグラム内の要素を右クリック | 書式設定 | 既定の画像を選択
  • ダイアグラム内の要素を右クリック | 書式設定 | 画像を選択 (Ctrl + Shift + W)

キーボード

ダイアグラム内の要素を選択: Ctrl + Shift + W

 

 

詳細:

項目

説明

表示

このボタンを押すと、選択した画像を表示します。

利用状況

対象の画像がどのダイアグラムで利用されているかを確認します。

名前の変更

選択された画像の名前を変更します。

対象のプロジェクト内のモデルが他のプロジェクトと共有されている場合、画像の名前を変更すると、他のプロジェクトでの表示に影響する場合があります。確認のメッセージが表示されます。

変更を実行する場合には、新しい名前を入力してください。

新規追加

新規追加ボタンの右端にある矢印ボタンを押すと、画像の読み込み対象を選択できます。ボタンを押した場合には、ファイルからの読み込みになります。

  • ファイルから読み込み

ファイルを指定し、その画像をプロジェクトに取り込みます。

画像ファイルの形式は、BMP, PNG, EMF, WMF, TGA, PCX, JPG をサポートしています。EMF,WMF以外の形式については、すべてPNG形式でプロジェクト内に保存されます。 (一覧の「ファイルの種類」は「Bitmap」になります。)

  • クリップボードから読み込み

クリップボード内に画像が含まれている場合、その画像をプロジェクトに登録します。

 

以下の方法でも画像を追加できます。

  • 別のプロジェクトに含まれる画像を、リファレンス情報を出力し、読み込みます。
  • Windowsのクリップボードに対象の画像を格納した状態で、ダイアグラム内の背景を右クリックして 「コピー・貼り付け | クリップボードの画像を適用」 を実行します。

 

必要に応じて、名前を変えることもできます。

更新

既に存在する画像ファイルを選択して、更新ボタンを押すことで、関連する画像ファイルを更新できます。

画像要素に変換

プロジェクトの画像として登録されている画像を、画像要素としてモデルブラウザ内に作成し画像を保持します。

削除

(MDGテクノロジーで提供されている画像には利用できません)

選択した画像を削除します。

読み込み済みの画像ファイルを削除する場合には、まず最初にその画像ファイルを利用している要素がどの程度あるかを確認してください。

その画像ファイルを利用している要素の画像ファイル情報を削除した後、画像ファイルを削除してください。

キャンセル

閉じるボタンを押すとダイアログを閉じます。

OK

要素に画像を設定する処理中の場合には、一覧から画像ファイルが選択されている状態で押すと、その画像が設定されます。

ヘルプ

ヘルプを開きます。

 

注意:

  • 要素に画像を適用しない場合には、「---なし---」の項目を選択してください。
  • DBMSリポジトリにSQLServerを利用している場合には、t_imageテーブルにALTERの権限が必要です。
  • シーケンス図のライフライン要素については、画像を適用できません。
  • セキュリティ(アクセス権)機能が有効の場合には、画像の設定のアクセス権が必要です。
  • 利用可能な画像には、2種類あります。
    • 1つは、対象のプロジェクト内に保存され、プロジェクト内でのみ利用可能な画像です。
    • もう1つはMDGテクノロジー内で定義され、対象のプロジェクト内には保存されていない画像です。MDGテクノロジー内で定義されている画像 については、画像名の前にMDGテクノロジーの名前が表示されます。 また、一覧の「参照」の列に定義位置が表示されます。
      例: MDGFrame::ovalshape.emf.
  • もし、特定の画像の外見を持つ要素をたくさん作成したい場合には、ステレオタイプを独自に定義して外見を設定する方が効率的です。
  • もし要素に画像を設定した場合には、要素の種類によっては要素名が表示されなくなります(画像で見えなくなります)。このような場合には、要素を右クリックして 「書式設定 | 画像の下に名前を表示」 を実行することで、名前を表示できます。また 「書式設定 | 画像の下の名前を隠す」 を実行することで、名前を非表示にできます。
  • 定義済みの画像を別のプロジェクトに転送できます。「リファレンス情報の出力」・ 「リファレンス情報の読み込み」 の機能を利用します。

 

 

参照: