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DMNの囲みリスト (Boxed List)は、囲み表現 (Boxed Expression)のリストを含むデシジョン要素です。リストの項目は、DMNの表現サブウィンドウで縦向きのリストとして表示されます。
囲みリストは、関連するデシジョン要素に含まれる for ループ式と組み合わせて使用されることが多いです。for ループ式は、囲みリストの各行を反復し、リストの Elementフィールドを対応する変数に割り当て、スコープ内の式を評価するために使用されます。for ループの出力は、個々の反復ごとの式の評価を含むリストです。
利用手順:
ツールボックス |
ツールボックスからデシジョン要素をドラッグしてダイアグラムにドロップし、表示される選択肢から「リスト」を選択してください。 |
プロパティ |
作成済みのデシジョン要素を選択し、プロパティサブウィンドウで要素のプロパティを表示させてください。
要素タブの 'expressionType' の欄でドロップダウンリストから 'List' を選択します。
変更後、デシジョン要素をダブルクリックします。DMN表現サブウィンドウが開き、要素が持つ情報が表示されます。 |
概要
囲みリストが利用されるのは、列挙値を表現する場合が一般的です。すべての項目は同じ型となります。
あるいは、データのコレクションを表現するためにも利用されます。この場合は、それぞれの項目の型が異なる場合もあります。
囲みリストの編集
DMNの表現サブウィンドウにあるツールバーで、項目の追加・削除・上下の移動ができます。
一覧内の項目を右クリックし、項目の型を指定できます。指定可能な型は string, number, boolean, object の4つです。
サンプル - トランプ
下の例は、囲みリストを利用し、トランプを表現しています。
ループ表現で複数のコンテキストが関係する場合、結果はその組み合わせになります。繰り返しの順序は、内側のコンテキストから外側のコンテキストになります。
この例では、Rank (13種類) とSuit (4種類) の合計で、13 * 4 = 52の項目になります。
参照: