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DMNの関係のデシジョン要素は、何らかの関係を持つ値のリストを定義するための便利な略記法を提供します。関係のデシジョンは、列と行を持つ関係表のようなものです。グリッドのヘッダには、各列の名前が表示されます。各行には、対応する列の値が表示されます。
利用手順:
ツールボックス |
ツールボックスからデシジョン要素をドラッグしてダイアグラムにドロップし、表示される選択肢から「関係」を選択してください。 |
作成済みのデシジョン要素を変更できます。
概要
DMNの関係は、値の行を含む一覧です。DMNの関係を利用する際に重要な点は、Forループを使用して値の行を反復処理する手段となる点です。このループは、例えば、関連するリテラル表現で、デシジョンと関係の行を処理する式として定義できます。
内容を編集する
DMNの表現サブウィンドウにあるツールバーで、項目の追加・削除・上下の移動ができます。
また、ヘッダをドラッグして、順序を変更できます。
ヘッダを右クリックし、項目の型を指定できます。指定可能な型は string, number, boolean, object の4つです。
例 - ローンの表
次の例では、2つのデシジョンが定義されています。 'Loan Table' と 'Monthly Payment List' です。また、ビジネス知識モデル 'Payment' が定義されています。
'Loan Table' には'Loan', 'Principle', 'Term', 'Annual Rate'の4つの列がある関係のデシジョンです。
'Monthly Payment List'は式表現でfor文を持つデシジョンです。
このforループで 'Loan Table'に対して以下の処理を行います。
(1) 関係の列の直接参照。例: x.Loan, x.Term, x.Principle
(2) 列名に空白文字を含む場合は、引用符で囲む表現になります。例: x["Annual Rate"]
シミュレーションでは、実行時の値がDMNシミュレーションサブウィンドウに表示されます。ダイアグラム内の要素の横にも表示されます。
参照: