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ProクラウドサーバはOLE/DBドライバを利用し、SQL Server上のDBMSリポジトリを利用できます。Proクラウドサーバでは、"Microsoft OLE DB Provider for SQL Server" の他、新しい "Microsoft OLE DB Driver for SQL Server" (バージョン18.0以降) も利用できます。後者の方が、TLS1.2に対応するほか、新しいバージョンのSQLServerに対応しています。
認証
SQL Server OLE/DBドライバは2つの形式のデータベース認証があります。Proクラウドサーバでは、どちらの形式も利用できます。
なお、Windows認証は、Enterprise Architectを利用するWindowsユーザーの認証ではありません。Proクラウドサーバのサービスを動作させるユーザー(通常は'Local System')としての認証になります。Enterprise Architectを利用するユーザーごとの認証を適用させることはできません。
この認証は、データベースとの接続を確立するために必要とされます。しかし、この処理は相対的に低速であるため、Proクラウドサーバからのアクセスがある場合には性能面で大きな影響があります。そのため、Proクラウドサーバではデータベースとの接続をプールしておき、Enterprise Architectの利用者からのアクセスがあった場合に、プールしてある接続を利用してデータベースとのやりとりを行います。
このような状況を踏まえて、SQLServerとのデータベース接続の場合の認証方式を検討する必要があります。通常は、SQLServerに事前にProクラウドサーバからのアクセス用のユーザーを定義し、SQL Server認証を利用することを推奨します。会社のセキュリティ ポリシーに反する場合には、次のいずれかを行う必要があります。
ロールとパーミッション
Enterprise Architect/WebEA/Prolaborateなどを利用するためには、リポジトリに対して読み書きのパーミッションが必要です。Proクラウドサーバが利用するユーザーが以下のロールを持つようにしてください。
db_datareader
db_datawriter
SQLServer認証を利用してプロジェクトを追加する
Proクラウドサーバの設定を行う前に、SQLServer側にユーザーを追加し、Enterprise Architectのデータベースを利用するために必要なロールを割り当ててください。その上で、設定ツールから接続を追加します。設定ツールは、Proクラウドサーバと同じマシンで実行してください。
# |
説明 |
1 |
ボタンを押し、「データ リンク プロパティ」のダイアログを開きます。 |
2 |
OLE DB プロバイダーとして 'Microsoft OLE DB Provider for SQL Server' あるいは Microsoft OLE DB Driver for SQL Server' を選択します。 |
3 |
SQL Serverの名前を設定あるいは選択します。 |
4 |
「特定のユーザー名とパスワードを使用する」を選択し、SQLServerに設定した内容を入力します。「パスワードを保存する」にチェックを入れてください。 |
5 |
「サーバー上のデータベースを選択する」で、Enterprise Architectのテーブルを持つデータベースを選択してください。 |
Windows認証を利用してプロジェクトを追加する
設定ツールから接続を追加します。設定ツールは、Proクラウドサーバと同じマシンで実行してください。
# |
説明 |
1 |
ボタンを押し、「データ リンク プロパティ」のダイアログを開きます。 |
2 |
OLE DB プロバイダーとして 'Microsoft OLE DB Provider for SQL Server' あるいは Microsoft OLE DB Driver for SQL Server' を選択します。 |
3 |
SQL Serverの名前を設定あるいは選択します。 |
4 |
「WindowsNTの統合セキュリティを使用する」を選択してください。 |
5 |
「サーバー上のデータベースを選択する」で、Enterprise Architectのテーブルを持つデータベースを選択してください。 |
注意: |
Proクラウドサーバからのアクセスは、単一のユーザーとしてのアクセスになります。そのため、SQLServer側では、誰がEnterprise Architectを利用してアクセスしているかを知ることはできません。 |
参照: