テンプレート部品では、独自に定義したクエリの結果やスクリプトで得られる内容・モデルブラウザ内の情報などを出力できます。テンプレートの部品の内容を定義する場合の手順は、このような結果のうちどの結果を返すのか、によって異なります。
- シンプルなテンプレート部品 - 通常のテンプレートと全く同じように内容を定義します。
- テンプレートセレクタ - 要素の種類に応じて、呼び出すテンプレートを切り替える場合に利用します。
- カスタムSQL - SQLで情報を取得し、その内容をドキュメントに出力します。
- カスタムスクリプト - スクリプトで情報を取得し、その内容をドキュメントに出力します。
- ドキュメントスクリプト - スクリプトでRTF形式のデータを生成し、その内容をそのまま出力します。
- カスタムXMLスクリプト - シミュレーションから得られた情報など、何らかのXML形式のデータを元に出力します。
いずれの場合でも、基本的なテンプレート部品の作成方法はテンプレートの作成方法と似ています。
利用手順:
以下のいずれかの方法でテンプレートエディタを開きます。
リボン
|
生成・入出力 > ドキュメント > テンプレートエディタ > 新規
|
キーボード
|
F8 > テンプレート : 新規
|
その他
|
モデルブラウザ内のリソースタブ内の「ドキュメント生成テンプレート」フォルダを展開し、以下のいずれかを実行します。
- 「ユーザーテンプレート」フォルダを展開 | テンプレート部品フォルダを右クリック | テンプレートの作成
- 「既定のテンプレート」フォルダを展開 | テンプレート部品フォルダ内の対象のテンプレート部品を右クリック | コピー
|
テンプレート部品の新規作成
#
|
操作方法
|
1
|
利用手順にある操作でメニューを実行します。
ドキュメントテンプレートの作成ダイアログが表示されます。
|
2
|
「新規テンプレート」の欄に、作成するテンプレート部品の名前を入力します。
|
3
|
種類を「テンプレート部品」に指定して下さい。
|
4
|
「コピー元」の選択肢では、以下のいずれかを選択して下さい。
- 「なし」を選択すると、テンプレート部品の内容は空になります。
- 既存のテンプレート部品をコピーする場合、そのテンプレート部品を指定します。
|
5
|
「グループ」の欄では、以下のいずれかを選択します。
- 既存のグループに追加する場合、そのグループを選択します。
- 新しくグループを定義する場合には、グループ名を入力します。
- 空にした場合には、特定のグループに属さないテンプレート部品になります。
テンプレートグループを指定すると、モデルブラウザ内のリソースタブ内でグループごとに表示されます。
|
6
|
OKボタンを押します。
ドキュメントテンプレートエディタがタブとして開きます。
|
7
|
テンプレート部品の内容を定義します。定義方法は、以下の3通りに応じて異なります。
- 通常のドキュメントと同じような、セクションやフィールドを利用した形式の定義にする場合には、通常のドキュメントテンプレートを定義する場合と同じ操作になります。
- カスタムSQL - 独自に定義したSQLクエリの結果を戻す部品になります。
- カスタムスクリプト - 独自に定義したスクリプトで得られる内容を戻す部品になります。
カスタムSQLあるいはカスタムスクリプトの場合の定義方法の詳細は、それぞれヘルプ内の別のページをご覧下さい。
|
8
|
テンプレート部品の定義が完了したら、その部品を通常のテンプレートから呼び出すことができます。
|
注意:
|
- カスタムクエリおよびカスタムテンプレートは、テンプレート部品の場合のみ設定できます。通常のテンプレートでは利用できません。
- 通常のドキュメントテンプレートのように、テンプレート部品もモデルブラウザのリソースタブ内からエディタを起動して編集できます。
- 作成したテンプレート部品は、モデルブラウザ内のリソースタブ内に表示されます。テンプレート部品は、アイコンにTのマークが表示されます。
- テンプレート部品を作成する際には、既存のテンプレートをコピーして、テンプレート部品を作成できます。
- テンプレート(部品)に設定したさまざまな条件は、設定したテンプレート(部品)のみに有効です。呼び出すテンプレート部品にはその条件は適用されません。
- テンプレート部品の中から別のテンプレート部品を呼ぶように定義することもできますが、ドキュメント生成の処理に時間がかかるようになりますのでご注意下さい。
- 既存のドキュメントをテンプレート部品として流用したい場合には、該当のテンプレートをエディタで開き、「テンプレートのオプション」ダイアログで「テンプレート部品」のチェックボックスにチェックを入れて下さい。
|
参照: