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操作や振る舞い要素などが持つことのできるプロパティの1つである「既定のソースコード」は、その操作がソースコードとして生成されるときに、操作の本体(処理部)として出力されます。この機能は、デザインパターンなどソースコードの内容が決まる場合に使用すると便利です。既定のソースコードの仕組みは、生成されたコードを直接コンパイルできるようにするのにも役立ちます。この仕組みを利用し、既定のソースコードの情報を持つモデルをテンプレート・パターンとして利用し、ソースコードの出力内容を増やすことができます。
既定のオプション設定では、リバースエンジニアリング時に操作(メソッド・関数)の実装はモデルに読み込まれませんが、ユーザーのオプションの「属性と操作」グループにある「読み込み時に操作の実装もモデルに読み込む」のオプションを有効にすることで、既定のソースコードとして読み込むことができます。
既定のソースコードの内容は振る舞いのコードエディタを利用して内容を参照・編集できます。クラス要素や、状態マシンやアクティビティなどの振る舞い要素を選択すると、その要素の振る舞いをコードエディタで入力できます。
あるいは、操作のプロパティダイアログの「ソースコード」タブからもその操作の既定のソースコードを入力できます。 この場合のコード編集機能は上記のコードエディタよりも簡素ですが、コンテキストメニューを使用して、他の場所からコピーしたコードを貼り付けることができます。また、コードエディタボタンをクリックして、コードエディタを開いてコードを作成できます。なお、コードエディタに切り替えると操作のプロパティダイアログは自動的に閉じます。保存されていない内容は破棄されますので注意してください。
操作のプロパティダイアログには振る舞いタブもあり、その操作が何をするかを記述するための疑似コードや文字列を入力できます。このテキストは、ソースコードの生成時にはコメントとして要素のソースコードに追加される他、アクティビティなどの要素の場合にはダイアグラム内で表示できます。
利用手順:
対象の要素をダイアグラムかモデルブラウザで選択後、以下の操作を実行します。
リボン |
コード > ソースコード > コードエディタ |
呼び出し方法
リボンから呼び出す場合には、以下の3つの選択肢(メニュー項目)があります。
いずれの機能を実行してもソースコードエディタのタブが開きますが、表示される内容・対象は異なります。
「振る舞いの編集」の内容は操作の振る舞いを文章や擬似コードで表現したり、シミュレーションで利用したりします。「ソースコードの編集」の内容は、ソースコード生成の機能を実行時に出力される内容です。「ソースファイルを開く」の機能は、要素に結びつく外部のソースファイルの内容を表示します。
参照: