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シミュレーション機能を利用する際に、基本的には事前の設定は不要です。ただし、対象のモデルを含むパッケージに対して動作解析の設定を行うことで、以下のような状況に対応できます。
簡単に実行するためには、シミュレーションに対応しているダイアグラムを開いて、右クリックして 「シミュレーションの実行 | 自動実行」 を選択することで、シミュレーション機能を呼び出せます。
シミュレーションを実行するための設定(動作解析の設定)を行うためには、対象のパッケージをモデルブラウザで選択してください。
必要に応じて、パッケージに動作解析の設定を新規に追加します。動作解析の設定のためには、動作解析の設定サブウィンドウを利用します。
利用手順:
以下のいずれかの方法で動作解析サブウィンドウを表示した後、対象の動作解析の設定をダブルクリックして詳細画面を開き、シミュレーションページを開きます。
リボン |
|
キーボード |
Shift + F12 |
詳細:
項目 |
操作方法 |
対象 |
[選択]ボタンを押して、対象のダイアグラムを指定します。
開始するダイアグラムの指定がない場合には、パッケージ全体を動作対象とします。この場合には、パッケージ内のダイアグラムに対して、シミュレーション可能なダイアグラムがある場合にそのダイアグラムに対してシミュレーションを実行します。 パッケージにシミュレーション可能なダイアグラムが複数ある場合には、Enterprise Architectがシミュレーションの実行時に最初に発見するダイアグラムが対象となります。 |
プラットフォーム |
ドロップダウンリストから、シミュレーションのプラットフォームを選択します。通常は「UML Basic」を選択してください。BPMN 2.0のダイアグラムを対象にする場合には、「BPMN」を選択してください。 |
ガートと効果の内容をJavaScriptで解釈 |
この機能はコーポレート版以上で利用可能です。 この項目にチェックを入れると、対象のダイアグラム内のガードや振る舞いの内容を、JavaScriptのコードとして解釈し、自動的にシミュレーションを動作できます。この項目にチェックを入れない場合には、次の処理を手作業で(手動で)選択することになります。
JavaScriptとして解釈する部分は、以下の内容です
ガードの欄には、1つ以上の有効なJavaScriptで記述された条件を記載する必要があります。 また、ガードの条件は真偽値(boolean)で解釈される内容である必要があります。
変数名は自由に指定できますが、冒頭に「sim.」あるいは「this.」を付加すると、ブレークポイントでシミュレーションが停止した際にローカル変数サブウィンドウで内容を確認できます。 |
入力 |
上記のJavaScriptの機能が有効になっている場合に、変数の初期化などの初期処理を入力します。 この機能は、グローバル変数の定義・初期化や、共通の関数を定義する場合に便利です。複数の動作解析の設定を定義し使い分けることで、初期処理が異なる場合のシミュレーションを効率的に行うことができます。 |
終了後に実行する |
ここでは、シミュレーションの終了時に実行するスクリプトを指定できます。指定するスクリプトは、事前にスクリプトサブウィンドウから作成しておく必要があります。
例えば、スクリプトサブウィンドウ内にて「MyGroup」という名前のグループを作成し、その中の「MyScript」という名前のスクリプトを実行する場合には、この欄に「MyGroup.MyScript」と入力します。 |
OK |
変更内容を保存し、ダイアログを閉じます。 |
注意: |
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参照: