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シミュレーション機能を実行する場合には、デバッグの機能で利用するいくつかのサブウィンドウを利用できます。これらのサブウィンドウを利用することで、ブレークポイントで停止した際に変数の値を確認したり、動作結果(ログ)を確認したりできます。
シミュレーション機能を利用する場合に、シミュレーションに関連するいくつかの機能はシミュレーションサブウィンドウから呼び出せます。さらに、ローカル変数の値やコールスタックの確認などは、デバッグでも利用するサブウィンドウを利用します。以下の内容は、シミュレーション機能で利用可能な機能とサブウィンドウの情報です。
利用手順:
リボン |
シミュレーション > 共通 > ウィンドウ > ウィンドウ |
サブウィンドウ |
目的 |
実行コンソール |
シミュレーションサブウィンドウからは、シミュレーションの基本的な機能を呼び出せます。また、実行中には、さまざまな情報を表示するコンソールの役割も果たします。このツールバーから呼び出せる機能については、「シミュレーションの実行」のページをご覧ください。 ツールバーの直下には、文字列を入力可能な領域があります。ここはコンソールの入力エリアになります。ここでJavaScriptのコマンドを入力すると、その処理が実行されます。例えば、「sim.count = 4;」 のように実行すると、実行中の変数の値を変更できます。この方法で、実行時に外部から処理に影響を与えることができます。
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ブレークポイント |
ブレークポイントサブウィンドウのシミュレーションブレークポイントタブでは、シミュレーション対象のモデル要素にブレークポイントを設定できます。 実行時に、その要素に処理が到達すると、処理が一時停止します。 詳細は、「シミュレーションのブレークポイント」のページをご覧ください。
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シミュレーショントリガ |
シミュレーショントリガサブウィンドウでは、トリガの管理と発行を行うことができます。トリガは、ステートマシン図の動作の制御に利用できます。
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コールスタック |
コールスタックサブウィンドウでは、呼び出しの履歴が表示されます。子状態や子アクティビティに処理が遷移した場合に、親要素を確認できます。
Enterprise Architectのシミュレーション機能はマルチスレッドに対応しています。それぞれのスレッドについて、このサブウィンドウ内で開始基準要素(例:状態マシン要素)と、実行中の要素が表示されます。もし、実行中の要素が子状態や子アクティビティである場合には、親要素の名前も表示されます。
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ローカル変数 |
シミュレーションで利用する変数については、ローカル変数サブウィンドウで実行中に変数の値を確認できます。このウィンドウの内容は、シミュレーションを一時停止したとき・ブレークポイントで停止したときとステップ実行する場合に、更新されます。なお、このサブウィンドウから値を更新できませんが、実行コンソールから値を変更できます。
なお、ローカル変数サブウィンドウに表示される変数名にはルールがあります。「JavaScriptを利用した自動実行」のページもご覧下さい。 |
記録 |
シミュレーション実行中の要素間の遷移については、自動的に記録されます。その内容は、記録サブウィンドウに表示されます。デバッグ機能を実行した場合と似たような情報が得られます。
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参照: