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バージョン管理機能を利用するパターンとして、主に以下の4つがあります。:
主な利用方法
使い方 |
説明 |
プロジェクトを共有して作業する |
Enterprise Architectのプロジェクトは、EAPXファイル・EAPファイルの共有あるいはDBMSの利用によって、複数人数で同時に参照し、利用できます。この方法の場合には、モデルの排他制御は行われず、同時編集の場合には後から編集した内容のみが残ります。また、他の人の編集内容を参照するためには、モデルを明示的に更新する必要があります。
バージョン管理機能は、以下の目的で利用します。
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プロジェクトを個別に作成して作業をする |
ある特定のユーザー(モデル管理者)がプロジェクトファイルにバージョン管理の設定を行います。その後、それぞれのユーザー(作業者)にコピーを配布します。個々のユーザーは、そのファイルを個別に利用します。
バージョン管理機能は、以下の目的で利用します。
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一部パッケージの共有 |
個々のユーザーは、それぞれ独自にプロジェクトファイルを作成します。そのプロジェクトファイルに、必要に応じて共有されているパッケージを取り込みます。
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共通部品の共有 |
会社や組織などで広く共有されている部品の取得に、バージョン管理機能を利用します。これらの部品のパッケージは、読み込み専用として利用します。
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上記内容の詳細やバージョン管理機能の利用例については、「ドキュメント ライブラリ」のページからダウンロードできるPDFドキュメント「複数人数による設計での利用法 マニュアル」が役に立ちます。
検討事項
使い方 |
説明 |
システム要件と設定 |
バージョン管理機能は、サードパーティのバージョン管理アプリケーションを利用します。
通常、構成は以下のようになります。
Enterprise Architectは、クライアントコンポーネントを利用してサーバと通信します。バージョン管理クライアントは、Enterprise Architectが動作し、バージョン管理システムにアクセスするすべてのマシンにインストールする必要があります。 |
プロジェクトの利用方法は、主に以下の2つになります。
バージョン管理機能はどちらのシナリオでも同じように使用できます、プライベートでのプロジェクトの方針の場合、チーム全体にモデルの更新を反映させるための追加機能があります。
バージョン管理機能は、異なるプロジェクト間で共通となるパッケージを共有するためにも使用できます。 |
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バージョン管理機能環境を設定し、多数の利用者が参照プロジェクトにバージョン管理機能を適用する場合には、その手順を事前に定め、混乱しないようにする必要があります。 |
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Enterprise Architectでは、バージョン管理されたパッケージを、ロック・変更・アンロックの操作の流れで、対象のパッケージに対して1名のみが編集することを強制しています。 |
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バージョン管理機能の適用 |
バージョン管理機能を利用するには、プロジェクトファイル全体をバージョン管理の対象にするのではなく、個々のパッケージをバージョン管理の対象にする必要があります。 |
複数のプライベートプロジェクトでバージョン管理する場合には、ユーザー間でリファレンス情報の変更を共有するには、変更が行われたプロジェクトからリファレンス情報を定期的に出力し、他のメンバーのプロジェクトに読み込む必要があります。 |
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プロジェクトを読み込む前にオフライン作業を選択することで、Enterprise Architectがバージョン管理サーバとの接続を試みるのを防ぐことができます。
Enterprise Architectが何らかの理由でバージョン管理サーバに接続できない場合には、警告メッセージを表示して通知し、接続に失敗したパッケージに関連するすべてのパッケージに対してオフラインでのバージョン管理機能を提供します。 |