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この章では、描画スクリプトの作成に必要な情報を紹介しています。描画スクリプトを作成する場合には、「はじめに」 および 「サンプルスクリプト」 のページも役立ちます。
要素や接続に対して、独自の外見を定義して適用するためには、描画スクリプトを利用して描画内容・大きさ・色などを定義する必要があります。描画スクリプト内では、複数の項目に分けて記述できます。例えば、要素の場合には以下のような内容を含めることができます。
接続の場合には、以下の内容を定義できます。
描画スクリプトは、既定の描画内容を差し替えあるいは上書きする形になります。
描画スクリプトの中では、C言語のスタイルのコメントを利用できます。
// C Style Single Line comment
/* Multi Line
comment supported */
描画スクリプト内では、大文字小文字は区別されません。
描画スクリプトの構成
項目 |
説明 |
要素の場合の描画スクリプトの構成例 |
shape main { // draw the object }
shape label { // draw a floating text label }
decoration <identifier> { // draw a 16x16 decoration inside the object }
<identifier> はアルファベットで指定する名前です。 |
接続の場合の描画スクリプトの構成例 |
shape main { // draw the line }
shape target { // draw the shape at the target end }
shape source { // draw the shape at the source end }
label <positionLabel> { // define the text for the label }
<positionLabel>は以下のいずれかになります。
|
サブシェイプ |
描画スクリプト内では、サブシェイプという形で、別のスクリプト群を定義し、呼び出せます。以下の内容はサブシェイプの定義の例です。
shape main { // Initialisation Attributes - these must be // before drawing commands noshadow = "true"; h_align = "center";
//drawing commands (Methods) rectangle(0,0,100,100); println("foo bar");
// call the sub-shape addsubshape("red", 20, 70);
// definition of a sub-shape shape red { setfillcolor(200, 50, 100); rectangle(50,50,100,100); } }
//definition of a label shape label { setOrigin("SW",0,0); println("Object: #NAME#"); }
//definition of a Decoration decoration triangle {
// Draw a triangle for the decoration startpath(); moveto(0,30); lineto(50,100); lineto(100,0);
endpath(); setfillcolor(153,204,255); fillandstrokepath();
}
上記の内容の描画結果は以下のようになります。 |
内容の順序 |
描画スクリプト内では、属性定義・コマンド呼び出し・サブシェイプの定義が含まれます。これらの順序については、属性定義・コマンド呼び出し・サブシェイプの定義の順番でなければなりません。 |
参照: