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クラスはシステム内の抽象的な要素を表します。クラスは実行時にインスタンスとして生成される要素(オブジェクト)のテンプレートになります。クラスは、属性や操作を設定できます。また、親のクラスから属性・操作を継承できます。他のクラスに振る舞いを委譲できます。クラスモデルは通常システムの論理的な構成を記述し、コンポーネントの構成要素となります。
クラスの最初の区画には属性の情報が表示されます。この属性には、実行時のオブジェクトの状態を「保持」します。これらの情報がデータストアに保存可能であり、またデータストアから復帰可能であれば、「永続的」であると呼びます。その次の区画にはクラスの操作が表示されます。操作はクラスが提供する振る舞いを表します。また、内部的な振る舞いも含まれます(privateの操作)。
クラス要素は、主にクラス図やコンポジット構造図で利用されます。
Enterprise Architectでは、これらの図以外に、例えばWebサイトの構造のモデリングに、クラス要素を拡張した要素を利用するなど、さまざまな場面で利用しています。そのほか、関連とクラス要素を結びつけて、関連クラスとして扱うこともできます。関連クラスを定義することで、間接的に、関連に属性や操作を持たせることができます。
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