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コンポジット構造図は機能を表現するためにクラスやインターフェース・コンポーネントなどの内部の関係を明示するための図です。
コンポジット構造図はクラス図に似ていますが、クラス図は属性や振る舞いを含めたクラス構造の静的なビューをモデリングします。コンポジット構造図は実行時の構造や利用方法・要素間の関連など静的なダイアグラムでは表現できない部分を表現するのに利用されます。
クラスはパートとして利用されたり、特定の役割を果たすための実行時のインスタンスとして利用されたりします。これらの要素は、特定のクラスが複数のインスタンスを必要とする場合に多重度を指定できます。ポートはクラスの一部分として表現され、特定のポートによって提供されるインターフェースを明示します。
コンポジット構造図で利用する要素や接続は、ツールボックスのコンポジット構造グループに含まれています。
下の例はコラボレーションを示しています。このコラボレーションは共通のパターンをモデルするためにコンポジット構造図で利用されています。この例ではインストールを実行する際の関係について示しています。
次の例ではコラボレーションオカレンスとしてInstallコラボレーションが利用されています。このコラボレーションは表現の接続でUtilLoadクラスと結び付けられています。この図はUtilLoadクラスの実装においてこのコラボレーションパターンが利用されていることを示しています。
参照: