WSDL 1.1のモデル構造の作成

WSDL

要素の種類

説明

型

型はXMLスキーマの中で定義されます。WSDLメッセージにおける通信やWebサービスで利用されます。«XSDelement», «XSDsimpleType» および «XSDcomplexType» のステレオタイプ付き要素を、ツールボックスのXMLスキーマのページからドロップして配置します。

(参考:XSDのモデリング)

メッセージ

WSDLメッセージは、Webサービスでやりとりされるデータを明確にします。それぞれのメッセージ要素には、1つ以上のメッセージパートが含まれます。メッセージパートは、通信されるXSDのデータ型が明示された属性です。

ポートタイプ

WSDLポートタイプはWebサービスの中心となる、必須要素です。それぞれのポートタイプは、一連のポートタイプ操作で構成されます。ポートタイプ操作は、メッセージの交換(インターフェースを通したデータの入出力)を明確にします。ポートタイプ操作は、失敗時の処理についても明確にします。

バインディング

バインディングは特定のポートタイプのために定義される操作やメッセージのプロトコルとデータ形式を指定するためのものです。それぞれの«WSDLbinding»クラスは «WSDLportType» インターフェースを実装します。ポートタイプ要素のポートタイプ操作は、バインディング操作として自動的にバインディング要素にコピーされます。

サービス

WSDLサービスはWebサービスのインターフェースを定義します。サービスは特定のバインディングで示される、一連のポートタイプで記述されます。そのバインディングとの間は、関連の関係で結ばれます。これにより、データ構造をカプセル化して扱うことができます。

ドキュメント

WSDLドキュメントは«WSDL»のステレオタイプを持つコンポーネント要素として表現されます。この要素から、WSDLファイルを生成できます。

複数のWSDLドキュメントにまたがって、スキーマの型・メッセージ・ポートタイプ・バインディングやサービスを再利用するためにWSDLドキュメント要素を複数作成できます。それぞれのドキュメント要素は同じ設定にすることもできますし、異なる設定にできます。

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操作方法

1

モデルブラウザ内でパッケージを作成します。

2

そのパッケージ内にダイアグラムを作成します。

3

作成するダイアグラムは、クラス図とします。そのクラス図を開きます。

4

ツールボックスの「WSDL」グループを選択します。選択できない場合には、パースペクティブを切り替える必要があります。

5

名前空間要素をダイアグラム内にドロップします。

6

WSDLパッケージの名前と対象の名前空間を指定します。OKボタンを押すと、パッケージ構成が自動的に作成されます。

別の方法:

モデル変換の機能で、インターフェース要素に対してWSDLのルールを利用することでも作成できます。

注意:

• WSDLnamespaceパッケージには複数のWSDLコンポーネント要素を格納できます。
• WSDLのステレオタイプが付加されたコンポーネント要素からは、WSDLファイルの生成が可能です。